4/8版
境内は桜の景色が一変して、新緑いっぱいに模様替え。何だか、舞台の早変わりのような急展開です。 今日はお釈迦さまがご生誕になった日、「花まつり」です。本堂には右手で天を指し、左手で地を指した「誕生仏」を祀った花御堂がまつられ、参拝の方々が甘茶を濯いでおられました。京都は最近欧米系のインバウンドの方々が多く、真如堂にも時々訪れますが、花御堂を珍しそうに見ておられました。 この色合いは、今日と明日では違いますし、天気によってももちろん違います。花が終わって緑だけになったら、また違います。その景色の移り変わりは、見逃したら勿体ないと思えるほどの景色です。 桜の頃は人も車もいっぱいで、どこへ行っても混雑し、お店に入るのにも並ばなければならなかったりと大変でした。その頃と比べると、訪れる人はうんと減り、そんな苦労をすることはありません。それに何よりも、素晴らしい新緑をゆっくり見られるのですから、桜の頃よりもずっとお得です! 桜が終わった今の季節は、最高にオススメです! 若 緑 天 上 天 下 皆 独 尊 阿部宗一郎 真如堂の境内では、鐘楼の周りの桜がいま盛りです。「関山」という品種で、八重の遅咲きの代表的な品種です。花弁が、多いものでは50枚ほどもあり、見た目にも重たそうです。散った時の樹下は花びらだらけで、見応えがあります。ただし、樹下は墓地ですから、花びらと戯れるわけにもいきません。 境内は、椿、シャガ、白山吹、自坊前のレンゲなどがよく咲いています。まさに花盛りです。 この先、お天気は周期的に変化しますが、暖かい日が多く、汗ばむ陽気となる日もありそうです。でも、一日の気温差が大きいので、体調には注意が必要です。4月で生活や環境が変わった方もおられるでしょう。心身共にご自愛ください。 春 の 風 邪 賜 り も の と 思 ひ け り 岩田由美
| ||||
|