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各地から染井吉野の開花宣言が聞こえて来ますが、京都市でも17日に開花が宣言されました。例年なら、和歌山や大阪のほうが早いのですが、今年は京都が近畿で最初とか。昨年より7日早く、平年より9日も早いのだそうです。 境内の開花は例年宣言より遅れるので、まだだろうと思っていましたが、昨日にはもう咲いていたようです。17〜18日頃、開花だったのかも知れません。 同じ境内でも、江戸彼岸系の桜はもうすっかり見頃を迎えています。三重塔脇の枝垂れ桜は今が盛りです。本堂南側の「縦皮桜」もよく咲いています。 天気予報では、22日から4日間は傘マークが付いています。まだ花散らしの雨とはならないでしょうが、その後に晴れるのは26日。気温によっては、一番いい時期を見逃すかも知れませんね。 京都市内はどこも混雑してきています。時間に余裕を持ってお出かけください。 ま さ を な る 空 よ り し だ れ ざ く ら か な 富安風生 椿が見頃で、境内をぐるっと一周すると、いろいろな種類の花が楽しめます。 総門前では連翹の花が盛りです。あっという間に満開になっていました。10数年前にボクが挿し木で増やしたものが大きくなったものなので、感慨も一入です。 黄色い花でいえば、山茱萸は盛りを過ぎ、山吹が咲き始めてきました。 馬酔木の花がちょうど見頃です。派手さはありませんが、花をいっぱい付けて重そうな姿には趣があります。 もみじも、新芽が顔を出して若緑色の葉を広げようとしています。若緑と紅いハカマの組み合わせが可愛くて綺麗です。 一気に季節が移ろう速度が早くなったのを実感します。これからを気を抜かずに、花や草木を観察しなくちゃ! 連 翹 の 一 枝 づ つ の 花 ざ か り 星野立子
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