3/4版
季節は行きつ戻りつしていますが、6日は「啓蟄」。二十四節気の中でも、テレビなどでもよく使われる、春の到来の‘目印'です。 境内を通り過ぎているだけでは、その変化に気が付く人はほとんどいないでしょうが、注意深く観察していると、季節が進んでいる兆候があちこちに見受けられます。今の季節の醍醐味です。 天気がいいのもありますが、光の色がすっかり変わって来ているとは思われませんか? 散歩をしていても、実に気持ちがよかったです。 啓 蟄 や 首 に 吊 る し て ド ア の 鍵 北村かね子 山茱萸の木は本堂の裏に10本ほどあって、例年は彼岸の頃に満開になって、あたり一面が少し離れたところからでも黄色く見えるほどです。その兆しが見えてきたということで、今日はとてもうれしく思えました。 また、蕗の薹を発見! 春を見つける‘お決まりのコース'が、ボクにはあります。山茱萸はもちろん、蕗の薹が毎年出る場所、すみれがよく咲く場所、れんげが早咲するところも、皆そのコースの中にあります。今日はすべてが大当たりで、ボクのイメージの中ではもう春爛漫です! 来週は20度にもなる日があるかも知れないとか。季節はまだまだ行きつ戻りつしますから、体調には十分ご注意ください。 蕗 の 薹 見 つ け し 今 日 は こ れ で よ し 細見綾子
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