2/25版
ゴミが舞っているのかと思ったら雪の小片。京都市の西のはずれの愛宕山を遠望すると、山が白く霞んでいました。きっと吹雪いていたのでしょう。 それでも陽射しが結構あって、お天気は悪くはないので、出掛ける人が多かったのか、境内でも人の姿が目に付きました。な〜んにもない境内ですが。 人 よ け て 犬 い そ ぎ 去 る 余 寒 か な 久保田万太郎 梅の便りもあちこちから聞こえて来ます。真如堂にはあまり梅の木がありませんが、吉祥院の門前には白2本、紅1本が植わっています。もう盛りを過ぎましたが、他の木に邪魔をされながらも、三重塔をバックにした景色を見ることができます。今日法事をされた方はこの景色を、仏間の縁先から愛でておられました。 ‘裏写真'は、塔をバックにした馬酔木の花です。まだ3分咲程度で、どこで咲いているのかを知っている人だけが楽しめます(本堂の北側です)。 馬酔木は「いったい何があったのだろう?」と思うほど近年は木が弱り、枝枯れや株ごと枯れてしまうことが多くて、往時の面影はなくなってしまいました。一早く春の訪れを知らせてくれる花ですのに、残念です。 来週は一気にあたたかくなるそうです。花粉の飛散も最高潮とのことですから、どうか体調にお気をつけください。 東 風 吹 か ば に ほ ひ を こ せ よ 梅 の 花 菅原道真
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