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               静かな小雨ふる境内   カーソルを乗せれば写真が変わります
 昨夕から降り始めた雨も、お昼頃にはあがりました。しとしと雨で、降り始めてからの雨量は20ミリにも届きませんでしたが、気温が高かったので、冷たい雨ではありませんでした。昨日も今日も最高気温は14度半ばと、お彼岸の入りの日頃の気温でした。例年なら、一番寒い時期に入っている頃なのに。
 今朝の境内は少し靄が掛かっていましたし、東山や西山の山の中腹には雲が漂っていました。
 京都では15日までが松の内なので、まだ各家の玄関には松飾りが付いていますし、自坊にもまだ門松や注連縄が飾ってあります。でも、お正月気分はもうまったくありません。かつては、松の内は法事をしないものでしたが、今はいろいろな‘事情'が先行します。
 今日はお天気のせいもあって、人通りの少ない境内でした。明日は女子駅伝があるので、ヘリコプターの音がにぎやかでしょう。




      し づ か な る 雨 一 夜 あ り  松 の 内     能村登四郎




     濡れて美しピンクの椿/ 盛りまでもう少しの水仙  カーソルを乗せれば写真が変わります
 雨に濡れた境内も、また綺麗です。濡れた草木もキラキラ輝いていました。
 今は季節の移ろいに乏しい時期ですが、それゆえに何かを見つけると希少価値があります。今日もいろいろ探してみましたが、‘ハズレ'でした。
 椿の花も綺麗でしたが、しっとり濡れて艶やかな葉っぱも魅力的でした。水仙の花の数はほとんど増えていませんが、雨のお陰でシャキッとしていました。
 今年はもうこのまま雪が降らないのでしょうか? 危ないのは節分の頃。そろそろ立春だなぁと思う頃に、よく雪が積もります。1週間先にはまた冷え込む日がやってきそうです。
 引き続き、コロナやインフルエンザにご用心ください。




      し づ け さ の  音 と な り ゆ く 冬 の 雨     鈴木 元