12/25版 




               朝の光と石畳     カーソルを乗せれば写真が変わります
 今日は寒さも弛み、陽射しもまずまずあって、最高気温は10度近くまで上がりました。先日来、寒い日が続きましたが、今日はほっとしました。
 朝方までは少し時雨れていましたが、朝の光が差してきて、濡れた石畳がキラキラと光っている光景は、とても綺麗でした。雲に覆われる時間も少なくありませんでしたが、雲間に青い空が見えるだけでもうれしい気持ちになりました。
 境内のあちこちには、まだ回収し切れていない落ち葉がいっぱい残っています。そんな‘やっかいもの'の敷き落ち葉も、時雨のお陰で少し色が蘇って見えました。
 今年はベテランの職員さんが辞めたこともあって、掃除が遅れているようです。年内にすべての落ち葉を片付けきるのは無理でしょうね。自坊の落ち葉掃除もまだ進んでいません。

       本堂前の景色/ くねくねと百日紅の枝   カーソルを乗せれば写真が変わります
 今日の境内は、日曜日でも観光客の姿はほとんど見えず、年末の墓参に来られる方がチラホラおられる程度でした。
 もみじもさくらも、すっかり葉を落とし、本堂の前からは愛宕山が少し白くなっているのが見えました。
 葉が落ちているからこそ、冬の陽射しがよく届き、その暖かさを楽しむことが出来ます。いま茂っている彼岸花の葉っぱの気持ちがよくわかる気がしました。
 風さえ強くなければ、冬の散策は爽快です。木々の姿もよく見えますし、鳥が飛び回っているのも楽しめます。冬には冬なりの素晴らしさがあるので、ぜひともそれをお楽しみいただきたいです。人が少ないのも、オススメポイントです。





      う  す  う  す  と  紺  の  ぼ  り  た  る  師  走  空     飯田龍太




     日に透ける水仙の花 / そろそろ見納めの南天   カーソルを乗せれば写真が変わります
 いま境内で咲いている花は、椿や山茶花、そして水仙ですが、いずれもあまり目立ちません。
 水仙の花数は、先週とほとんど変わってなく、見頃はまだまだ先です。陽に透かされた水仙の花は何とも美しく、そういう花を探しては楽しみました。
 水仙の繁殖力はすごく、球根が一つあれば、翌年にはもう小さな群落を作ってます。もう何年も前になりますが、自坊の前庭で増えていた水仙のほとんどを鐘楼堂の周りに移植しました。でも、また水仙だらけになっています。
 南天、千両、万両などの実が真っ赤になって、日が当たるとキラキラ光ってとても綺麗です。
 お正月の供花などに使うため、南天の実は大半を切ってしまいますが、残った実は鳥の取り分になります。千両や万両も年が明けたらなくなっていきます。柿の実もすべては採りきらず、鳥の分け前を置いておきます。
 今年も残すところ6日のみ。今年の漢字が「戦」になったように、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に心を痛めた年でした。円安・物価高など、生活の中での「戦い」もあるでしょう。もちろん、コロナとの「戦い」も終わりが見えません。
 来年の見通しも立ちにくいですが、どうかまずはご自身の健康にくれぐれもご留意ください。
 本年も当サイトをお訪ねくださって有り難うございました。




      ゆ く 年 の  ゆ く さ き の あ る ご と く  ゆ く    鷹羽狩行



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