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         自坊の前の紅葉 / 正面参道もほぼ終わり カーソルを乗せれば写真が変わります
 今朝の最低気温は1.6度で、霜が降りていました。さすがに寒かったですが、昼間は晴れて日差しはあたたかく、絶好の紅葉狩り日和でした。明日はスッキリしない天気なので、今日が今シーズン最後の紅葉狩り日和だったかも知れません。
 境内の紅葉も残りわずかになりましたが、ようやく冷え込んできたので、紅葉の色も澄んできました。
 最近、ボクは明るいうちに自坊にいることが少なくなったので、しっかりと陽に照らされた紅葉を見るのは久しぶりでした。それもあってか、今日の自坊前の紅葉は見飽きることがありませんでした。もうかなり散ってしまってはいますが、朝の光を浴びてよし。西に傾いた光を浴びてよし。見る度に少しずつ見え方や色合いが変わって、堪能させてもらいました。




       な  ほ  燃  ゆ  る   色  を  尽  し  て  冬  紅  葉      稲畑汀子




      本堂裏の紅葉と敷き紅葉/ 萬霊堂の紅葉   カーソルを乗せれば写真が変わります
 1週間ぶりに境内をぐるっと一回りしました。
 本堂の南側はもうほとんど紅葉が終わっていましたが、裏側は例年通り紅葉が遅く、見頃を過ぎたくらいでした。ただ、陽の当たっている枝でさえ色に冴えがなく、ちょっと期待外れでした。
 敷き紅葉も水分を失ったような色をしていましたが、見頃はもっと前だったのかも知れません。例年なら、今頃が本堂裏のピークなのですが。
 でも、人も少なくなって歩きやすくなり、ゆっくりと紅葉を楽しむにはよかったです。

            本堂前から眺める冬木立    カーソルを乗せれば写真が変わります
 本堂をぐるっと回って正面に出て、少し驚きました。もうすっかり冬景色で裸木が目立ち、わずかに銀杏の黄色が覗いている程度でした。やはり、今年は早かったですねぇ。
 でも、考えようによっては、今は残り紅葉と冬木立の両方が楽しめてお得かも知れません。残り紅葉を見るなら、正面参道ではなく一本南の道を歩いてください。赤と黄色の紅葉と銀杏の黄葉が楽しめます。冬木立は、本堂の前から西を眺めてください。人も少なくなっているので、ゆっくり散策できるでしょう。
 週が明けたらもっと人が減って、いよいよ本格的に落ち葉掃除が始まります。ブロワーのエンジン音があちこちから聞こえて来て、落ち葉を詰めた袋を満載した軽トラックが行き来するようになるでしょう。
 7日はもう「大雪」。先日来、北国からは雪の便りが聞こえてきていますが、そろそろこちらも急な冷え込みに備えなければなりませんね。
 どうか、風邪とインフルエンザとコロナにご注意なさってください。




       遠 く を 見 よ 遠 く を 見 よ と 冬 木 立     岡崎淳子