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             朝9時頃の境内      カーソルを乗せれば写真が変わります
 今日も快晴です! 2日以来、ずっと晴天が続いています。
 最低気温は一番低かった日でも7.6度なので、それほど厳しい冷え込みがあったわけではありませんが、紅葉は一気に進みました。昼間は快晴で、昼夜の気温差が10度以上ある日が続いているからでしょうか、例年よりも1週間ほど色付きが早いように思えます。
 明日は久々の雨。10月後半もほとんど雨が降っていないので、有り難い雨です。紅葉にもいい影響をもたらしてくれるでしょう。
 でも、この調子で紅葉が進むと、11月末にはほとんど終わってしまうかも知れません。例年とは様子が違うので、紅葉の盛りを楽しまれるのならできれば、ご予定を前倒しされたほうがよろしいでしょう。

     赤・黄・緑/ 朝日に透ける紅葉、ほぼ真っ赤な  カーソルを乗せれば写真が変わります
 例年なら11月は少ない修学旅行生ですが、今年はよく見かけます。今は1年で最もハイシーズンで、ホテル代なども一気に高騰するので、修学旅行はそれまでに終わっているのですが、コロナで様子が変わったのかも知れません。渋滞も多くなって来ているので、大型バスを連ねての移動は大変だと思います。
 伏見稲荷では、中国人以外の、特に欧米人のツアー客が多いそうです。それも、ある程度年輩の方だそうで、結構上の方まで登って行かれるそうです。ここも少し様子が変わっているのかも知れません。
 真如堂の境内は混雑するほどではありませんが、やはり人が多くなっています。紅葉も場所によっては今が最高ですから、これからしばらくはいつお越しいただいてもハズレはないでしょう。赤や黄や緑が交ざった景色も情趣があって素晴らしいです。
 できれば、晴れたウイークデイにお越しください。空いています。




        心 の 荷  何 も な き 日 や 照 紅 葉     占部美弥子




           野路菊/ 吉祥草       カーソルを乗せれば写真が変わります
 自坊では、野路菊が咲いてきました。
 野路菊は日本在来種で、牧野富太郎氏によって命名されました。兵庫県以西の本州・四国・九州の瀬戸内海・太平洋沿岸近くの山野などに自生していて、兵庫県の県花にもなっていますが、この株は姫路の大塩のじぎく保存園で分けていただいた由緒正しきものです。
 豪華過ぎず、回りが赤くなってくる中の白い菊は、何とも美しいです。
 吉祥草(吉祥蘭)の花も咲いてきました。葉っぱの茂みの中で咲いているので、うっかりすると見落としてしまいそうですが、しゃがみこんでよく見ると美しい花です。
 中国には、この花が咲くと家に良いこと(=吉祥)が起きるという言い伝えがあるそうです。自坊ではあちこちで繁殖していて、いまは葉っぱの蔭でたくさん咲いているので、有り難いです。
 さぁ、紅葉を愛でるなら今からです。どうぞお越しください!




       白 菊 や  目 に 立 て 見 る 塵 も な し     松尾芭蕉