10/29版
朝早くに落ち葉の掃除をしましたが、しばらくしたらまた元通り。「一度掃除をしました」と立て札を立てたい気持ちでした。 境内の木々は、先週よりも少し色付いたように思います。 そろそろ「今年の紅葉はどうですか?」と聞かれる頃ですが、さっぱりわかりません。ただ、台風や虫害によるダメージはないので、あとは冷え込みと雨次第。長期予報では、今年は少し寒くなるということなので、期待できるかも知れませんね。 ネットを見ると、今年は高雄がクローズアップされていました。高雄の紅葉の見頃は東山や嵐山などに比べると少し早いですから、いつ頃がいいかを考えるのはなかなか難しそうです。CMの写真は2019年に撮ったもののようですし、彩度も上げてありますから、今年も同じような紅葉が見られるとは限りません。 コロナの制限も弛んで、どの程度の人が戻って来られるかは誰も予想が付かない今年の紅葉シーズン。住んでいる者にとっては、どの程度道路が渋滞するか、「観光公害」が再燃するのか、それも気になるところです。 色 付 く や 豆 腐 に 落 ち て 薄 紅 葉 松尾芭蕉 秋は実りのシーズンです。銀杏がいっぱい落ちていますが、拾って行く人はあまり見かけません。 本堂裏の山茱萸の実は透明感を増して、日が当たった実はキラキラ輝き、日に透けている実は宝石のようにも見えて、とても綺麗です。 千両も色付きました。写真は黄色い千両ですので、これ以上は赤くなりません。黄色は珍しいですが、ちょっと中途半端感があります。 どんぐりなども落ち始めました。これからは散歩をする楽しみが増えますが、見るとどうしても拾ってしまって、自坊に戻る頃にはポケットが膨らんでいます。子供の頃の癖が抜けません。 10月もあと2日。いよいよ紅葉シーズンに入って行きます。 名 は 千 両 と い ふ 明 る く て 寂 し く て 有働 亨 | |||
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