10/21版
昨日から冬の土曜に入り、23日は「霜降」。そろそろ本格的に暖房の準備をしなければなりませんね。 境内の木々の色付きも、この1週間で急に進んできたように思います。最低気温が8度を下回ると 紅葉が始まり、5〜6度で急に進むといわれます。もちろん、まだそこまでの冷え込みはありませんが、準備段階に入ってきたことは確かです。 といっても、境内は全体的には緑が占めていて、紅葉にはまだまだ。来月半ばまではご辛抱ください。早くお越しになって、「テレビと違う」「雑誌のほうが綺麗」などと言われても、テレビはおそらく去年の映像、雑誌の写真は色付けされていることが多いですから。 爽 や か と い ふ 約 束 の や う な 晴 稲畑汀子 境内のところどころで、貴船菊(秋明菊)も咲いています。秋を実感させる花です。 自坊では、「炉開き」が咲いています。炉開きは藪椿とお茶の木の自然雑種で、お茶の花の色をピンクにしたような花姿です。いまは園芸店でも販売されていて、自坊の株も通販で購入したものです。 茶の湯では、10月の終わりから11月初めに、5月から閉じていた「炉」に火が入れられます。これを「炉開き」のが花の名前の由来です。実に情趣のある命名ですね。 境内の木々の色付きとその時々の花々の開花で、季節の移ろいを実感するこの頃です。 観 音 の 影 の さ ま な る 貴 船 菊 阿部みどり女 | ||
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