9/25版
静岡県などに被害をもたらした台風15号は23日に近畿にも最接近しましたが、少し風雨をもたらしただけで、影響はほとんどありませんでした。折しもお彼岸のお中日でしたが、参詣の方は例年と比べるとごく少なく、想定済みだったとはいえ、ちょっと拍子抜けでした。 昨日は天気も回復したので、23日に出控えていた人がたくさんお越しになりましたが、今日は快晴なのでどこかに遊びに行かれたのか、思ったよりは少な目でした。人の動きはなかなか読み切れないものです。 楓などの枝先が少し色付いてきた境内ですが、まだ9月ですから、秋の風情が深まるのはもっと先になります。 秋 晴 の ど こ か に 杖 を 忘 れ け り 松本たかし 門の中では木槿の花がまだ咲き続けています。花数は少ないですが、境内でいま一番花が多いのは総門付近です。 彼岸花は盛りを過ぎました。この写真は自坊の前ですが、毎年この場所には白い彼岸花が咲きます。彼岸花は球根なので、誰かが植えない限りは花が咲くことはありませんが・・・ひょっとしたらボクが植えたのかも知れません。 門の中のプランターでは山吹色の彼岸花(リコリス)が咲いていて、墓参の方の目を楽しませてくれています。赤い彼岸花よりも花が大振りなので、少し風情が欠けますが、堂々としているのが取り得です。 「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、今週後半から来週初めにかけてはまた暑さがぶり返すようです。体調にお気を付けください。 う す う す と 刻 を 染 め ゆ く 酔 芙 蓉 岡田和子 | ||
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