7/2版
6月28日、わずか2週間で梅雨が明けてしまいました。その間、京都に降った雨はわずか67ミリ。各地では水不足もいわれていますが、京都の水の水源である琵琶湖は、冬の雪が多かったために、いまのところ渇水の心配はないようです。この反動で、今後、大雨などがないことを祈るばかりです。 境内の木々はまだ綺麗な緑を保っていますが、中には少雨のために葉っぱが黄色くなってきている木も出始めました。 痛いほどの陽射しも、木の陰に入ると嘘のように遮られ、木洩れ日が心地よくさえ思えます。渡る風は決して涼しくありませんが、熱せられた身体を冷ますのには十分です。 頷 く に 声 の 遅 る る 猛 暑 か な 鈴木恭子 天気予報では、京都の降水確率は日曜が80%。月曜から金曜までが60%で、6日間連続で小さい傘マークが付いています。これで気温が少し下がり、紫陽花や木々が少しでも潤ってくれるとうれしいですねぇ。 自坊の門前の栴檀葉の菩提樹(モクゲンジ)の花が、3日ほど前からよく散るようになってきました。今日は樹下の敷石の目地が黄色く変わるほど落ちてきて、そこを通る人は思わず見上げておられました。樹の英名である‘ Golden rain tree 'の面目躍如です! そういえば、木槿のことをすっかりわすれていました。きっとよく咲いているはずです。でも、暑さでグッタリしているでしょうねぇ。 「危険な暑さ」からは逃げるが勝ちです。熱中症に最大限の警戒をなさってください! 鬼 門 か ら 猫 の 出 て 行 く 暑 気 中 り 大畠新草 | ||
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