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連休後半は、お天気に恵まれた佳き日が続きました。最高気温が28度、29度という日もありましたが、カラッとしていて過ごしやすかったです。 テレビのニュースなどで見ていると、嵐山や清水寺近辺は以前のような人波が戻っていました。京都を訪れた人は昨年の3倍程度だったと報じていましたが、観光関連業種の人はひと息つかれたことでしょう。今後もコロナに気をつけながら、観光客が来てくださることを願ってやまないでしょう。 人も車も多いゴールデンウィークが終わってひと息ついたという京都在住の方も、また多いことでしょう。 こ の 顔 を 五 月 の 風 に あ づ け け り 三吉みどり 写真を見比べると、芽を吹いた頃と今とでは新緑の色もずいぶん変わり、今は安定した新緑色になっていることがわかります。 朝な夕なに境内を一周すると、朝日と夕陽に照らされたそれぞれの新緑の色合いの違いも楽しめます。影のでき方も違って、なかなか面白いものです。 連休中でも真如堂には大した人は訪れませんが、連休が終わって、なおさらゆっくりと境内の新緑が堪能できます。今のうちなら蚊などもほとんどいなくて、快適ですよ! 木の上のほうから咲き始め、下はまだ完全には開いていないので、見頃はまだしばらく続きます。樹高が3メートル以上あるので、木の上下でもそれだけ開花時期が違うのですね。 自坊の庭の隅では、谷うつぎの花が見頃を迎えています。参道からも見ることはできますが、石垣の上なので気が付く人はおられないでしょう。 谷うつぎは、京都でも郊外などを車で走っているとよく見かける花で、新緑の中に可愛いピンク色の花を咲かせるので、よく目立ちます。ボクもこの花が好きで、道ばたの谷うつぎの一枝を頂戴して何回か挿し木しましたが活着しませんでした。この木は、河原町丸太町の交差点の生垣に、おそらく他の生垣の木にくっついて植えられたものを、20年ほど前に一枝拝借して挿し木したものです。この木の‘子'が本堂前にも植わっています。 次に咲くのは何の花でしょう? 皐月も境内には植わっていますが、何よりも新緑の‘見頃'がまだまだ続きます。 一 様 に ゆ れ て 梢 や 風 薫 る 田ノ口 新 | |||
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