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       朝早き正面参道 / 花色が顔をのぞかす枝の先  カーソルを乗せれば写真が変わります
 寒さがぶり返しました。今日、お彼岸の墓参に来られた方も、ダウンジャケットなど真冬並の服装の方が多かったです。寒いといっても、朝10時頃には9度ほどで、だいたい10度くらいの気温だったのですが、一度20度超えを経験してしまうと、真冬に戻ったかのように思えて堪えます。
 晴れたり時雨れたりでしたが、光はすっかり春色! 光が差すと輝いて見えました。
 彼岸の中の日曜日とあって、墓参の人が大勢来られて、駐車場は満車状態になっていたようです。昨日も多かったので、ひょっとしたら明日のお中日は例年よりも少し墓参者が少ないかも知れません。コロナもあって、お参りも分散傾向です。
 染井吉野の開花は、予想によって3月24日や26日。満開が30日、4月2日と様々ですが、しばらくは今日のような気候が続きそうなので、真如堂では26日頃に開花かも知れません。
 まん延防止も解除されて、少しは気楽にお花見が楽しめるかも知れませんね。




      や  は  ら  か  く  水  を  掬  へ  り  春  の  朝     飯島かほる




      一面を黄にする山茱萸満開 / まもなく連翹開花 カーソルを乗せれば写真が変わります
 山茱萸の花が盛りとなって、遠目にも一帯が黄色く見えています。予想が的中しました!
 墓参に来られる方でも、この場所に山茱萸が咲いていることをご存知の方は少ないでしょう。春は、無駄足になっても、ちょっと遠回りしてみる価値がありますね。
 写真の右上の方に霞んで見えている山は大文字山。ちょうど「大」の火床のあたりです。
 連翹の花も咲き始めてきました。連翹は花の黄色と新緑の緑色の兼ね合いが何とも綺麗です。
 水仙はほぼ終わり。冬の花から春の花へ、一気にバトンタッチです。ちょっと気を抜いていると、つい先日まで咲いていなかったような花が満開になっていたりします。
 私たちは日本で春を楽しみ、花を愛でることができますが、ウクライナでは日々惨状が拡大しています。1日も早く武器を置いて、平和な日々が訪れることを祈らずにはおられません。




      山  茱  萸  の  黄  を  春  色  の  出  入  口        後藤比奈夫