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           晴れたり曇ったりの境内     カーソルを乗せれば写真が変わります
 今日は、お天気になるのかなぁと思っていましたが、朝から時雨れたり、時々青空が出たり、また黒っぽい雲に覆われたりの空模様でした。北からの寒気と南のあたたかい空気がせめぎ合いをしているのでしょう。夕方に近付くにつれて、お天気はよくなってきました。南の勝ちでしょうか?
 気温は13度まで上がりましたが、風も少しあって、体感的にはそこまで上がったようには感じませんでした。
 境内の景色にはほとんど動きがありませんが、目を凝らして見ると、何かしらの変化を感じます。もう少しあたたかくなったら急加速してきます。
 2月最後の日曜日。何もない季節にしては人が少し多いですが、ほんのチラホラです。




       重 な り し  山 よ り 春 の 時 雨 来 る     竹崎紫泉




      ‘黄'が見え始めた山茱萸の蕾 / ピンクの馬酔木   カーソルを乗せれば写真が変わります
 今一番見頃なのは水仙です。鐘楼の周りや自坊の前などで満開になって、甘い香りを放っています。今年は雪の被害もほとんどなかったので、元気です。水仙の写真は何度も載せたので、今日はパスです。
 本堂の裏に山茱萸(さんしゅゆ)の蕾の膨らみ具合を見に行きました。ひょっとしてとは思っていましたが、もう黄色い花色が顔を出している蕾がありました。しばらく温かい日が続きそうなので、どんどん開花に向けて進んでいくでしょう。
 山茱萸の花は、その年によって開花時期が大きく違います。例年はお彼岸頃が見頃ですが、年によってはもうすっかり盛りを超えている時もあれば、逆にまだ満開になっていない年もあります。今年はどうやら早そうですね。
 本堂の北側の‘馬酔木の林'では、ピンクの馬酔木が咲き始めていました。先週見た時はほとんど咲いていませんでした。白い馬酔木もいいですが、中にピンクが交ざっているのも趣があります。馬酔木の見頃はもうしばらくしてからです。
 テレビをつけるとロシアのウクライナ侵攻のニュースばかりで、気が重たくなります。いかなる理由を付けても戦争はいけません。一刻も早く収束することを祈ります。




    来 し か た や  馬 酔 木 咲 く 野 の 日 の ひ か り     水原秋桜子