２／１９版　

人影が見えない境内　　　　　カーソルを乗せれば写真が変わります

　どんより曇り空も、４時前からは持ち堪えられず雨になりました。予報よりも遅い雨です。その後は本降りの雨。夜中までは雨のようです。
　予報では、来週半ばにもう一度寒くなって、その後は次第に温かくなってくるとのこと。今日は雨水。その名の通り、啓蟄に向かって温かくなってくれると嬉しいですね。
　今日の境内は、人っ子一人居ないような、本当にひっそりしていました。オミクロンで蔓延防止が出ていますし、いまお越しになっても何もないですし、寒いですし、雨が降ってきそうですし・・・仕方ありませんね。
　まぁ、こんな境内もいいものです。




　　　　　　　雨　水　と　て　　申　し　訳　め　く　雨　あ　り　ぬ　　　　　能村登四郎

この木だけほぼ満開の馬酔木 ／ 一輪ポツンと胡蝶侘助　カーソルを乗せれば写真が変わります

　２週間ぶりに馬酔木の花を見に行ったら、結構咲いていました。でも、よく咲いているのは限られた木だけです。
　あんなに大きな木がいっぱいあった馬酔木も、いったいどうしたのでしょう。寂しいほど大きい木がなくなり、今ある木も枝がガラガラになってしまっています。ボクが執事をやっていた時から枝枯れが進んでいましたが、なんだか見る影もなくなってしまった気がします。えらいこっちゃなぁ〜
　自坊の胡蝶侘助が咲き始めました。実は、この木も数年前から元気がないので心配しています。気候変動のせいでしょうか？　そんなに急に木に症状は出るほどの大変動はありませんが、じわりじわりと効いてきているのかも知れません。
　来週になったら、浅春の話題をもう少しお届けできるかも知れません。




　　　　　　花　ぶ　さ　の　　雨　と　な　り　た　る　馬　酔　木　か　な　　　　　大谷碧雲居