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              少し雪の残る境内      カーソルを乗せれば写真が変わります
 昨日の京都は大雪警報が出るようなお天気で、5年ぶりに10センチを越える積雪がありました。気象台の記録では積雪14センチ。境内ではもう少し積もっていたでしょう。
 夜中に「ドーン」という音で、何度も目を覚ましました。寝ぼけた頭で「何の音だろう?」と考えましたが、すぐにわかりました。屋根に積もっている雪が滑り落ちた音です。今日もお昼頃までは屋根の雪が落ちてきていました。
 境内にも、まだらに雪が残っています。時間を追うにつれて消えていきましたが、すっかりなくなることはありませんでした。
 この冬は雪が多いのは、ラニーニャ現象のせいらしいです。ラニーニャ現象は、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より低い状態が続くことで、日本でも冬の間は気温が平年より低くなり、日本海側を中心に雪の量が増える傾向があるそうです。ということは、まだ雪の降る日があるかもしれないということでしょうか?
 最近は、雪が積もっても、雪合戦やソリをして遊ぶ子がいなくなりました。ボクがそんな遊びをしたいぐらいの雪でした。




       残 雪 の  汚 れ な き よ り 融 け は じ む     浅井周策




         雪の帽子の地蔵尊 / 雪と水仙     カーソルを乗せれば写真が変わります
 昨日は吹雪いている中でも、カメラを持った人が何人もおられましたが、今日は人影はまばら。オミクロンの影響で、外出する人も減っているのかも知れません。
 所々に残った雪景色もまたいいものです。
 水仙の花が折れてしまっていないか気がかりでしたが、それほどの被害はありませんでした。雪と水仙の花の景色も、またいいものです。
 大寒から立春までの、1年で一番寒い時期。雪でも降らないと、訪れる人はほとんどいませんが、極寒期の境内もいいものです。何も無いのがいい! 無いところから、何かを見つけるのがこの時期の醍醐味です。




       此 の 下 に  か く ね む る ら ん 雪 仏      服部嵐雪




         1月21日 朝7時半頃の境内です   カーソルを乗せれば写真が変わります
 22日は朝7時頃には10センチほどの積雪でした。いったん通路の雪を除きましたが、雪の勢いはすごくて、あっという間に元の木阿弥でした。
 結局、気象台発表で14センチ。真如堂では15〜16センチほど。大原三千院では20センチを越えていたようです。
 京都市内では、通常は冬タイヤは必要なく、市内でも北の方に住んでいる方などが装着している程度です。ですから、10センチ以上降れば大きな影響が出ます。坂道で動けなくなって立ち往生したり、側溝にはまったり、接触事故などもあったようです。