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        三重塔と花の木と烏/ 園芸種の花の木の紅葉  マウスを載せれば写真が変わります
 今朝は今季一番の冷え込みで、最低気温は5.4度でした。お隣の滋賀県信楽では、−0.9度だったとか。そろそろ本格的に冷え込んでくるのかと思ったら、だんだん寒さが弛んでいきそうです。上がったり下がったりを繰り返しながら、本格的な冬に向かって行くのでしょうね。
 境内の紅葉は先週よりも進みました。でも、葉先が茶色くなったりチリチリ縮れている葉も多く、今年の紅葉はいまのところあまりパッとしない感じです。自坊のもみじの中には、どうしたことか、一早くほとんど落葉してしまった木もあります。人間でも体調の善し悪しがありますから、今年の気候は性に合わなかったのかも知れません。
 今年はさほど冷え込んでいない割には色付きが早く、「どうして紅くなるの?」という感じです。
 いま、一番きれいなのは「花の木」です。もみじではなく、かえでの系統です。解説を要しますが、葉っぱの切れ込みの深いのが「もみじ」。カナダの国旗のような形のが「かえで」です。
       本堂北側の紅葉 / それぞれの色に変化中    マウスを載せれば写真が変わります
ともに「カエデ属」ですが、園芸の世界では区別がします。見た目もかなり違いますから。
 今日の冷え込みで色付きも進むでしょうが、どこまで綺麗になってくれるかはわかりません。初めがダメでも良くなる年もあれば、すごく期待していたのに急に失速する年もあります。前者だといいのですが・・・。
 紅葉は少し進んだ程度ですが、人と車は一気に増えました。朝に車で出かけましたが、もう渋滞が始まっていました。法事に参列する人も渋滞にはまってしまい、開式が遅れました。境内も一気にすごい人。夕方にバイクで出かける時も、物見遊山の注意力散漫の人が多くて恐かったです。
 皆さん、コロナから少し‘解放'されて、一気にお出かけ気分になっておられるのでしょうね。怪我にもコロナにも、渋滞に遭って電車や飛行機に乗り遅れるなどということにもご注意ください!




       見 え て ゐ る 紅 葉 と 見 え て く る 紅 葉     後藤比奈夫




         見頃を迎えた菊渓菊 / 満開の野路菊   マウスを載せれば写真が変わります
 今日も自坊の菊渓菊(きくたにぎく)と野路菊(のじぎく)です。
 菊渓菊は先週と比べると一気に花数が増え、開き具合もちょうどいい感じになって来ました。今年は雨が少なく、琵琶湖の水位も2007年以来14年ぶりの低水準となっているそうです。もちろん、もみじもこの少雨の影響を受けていると思います。菊の水やりもちょっと負担です。ゆっくりたっぷりの雨を待ち望んでいます。
 境内では山茶花なども咲き始めましたが、写真を撮るほどではありません。他に綺麗なのは、南天や千両の真っ赤な実くらいでしょうか。
 しばらくは紅葉一色の境内です。




      黄 菊 白 菊 雑 然 と 咲 き  我 が 家 な る     金子麒麟草