9/25版
お天気がいいと、つい出かけたくなるもの。「ちょっと散歩」という雰囲気の方やお彼岸の墓参りの方などで、境内は結構人が多かったです。 境内の様子は先週とさほど大きくは変わっていませんが、そこはかとなく秋が進んでいるのを感じます。ぎんなんがたくさん落ちるようになってきましたし、今日はマテバシイの大きな実を拾いました。花水木の実も赤くなり、秋明菊も咲き始めました。 あまり変わっていないように見えても、気をつけて観察してみると、案外いろいろな変化が見つかるものです。季節の移ろいに少し‘速度'が出てきたようです。 仲 秋 や 雲 の う へ な る 雲 流 れ 岸風三楼 総門前の酔芙蓉が植わっている場所は、雨が続いた後には水が浸みだしてくるし、かと思うと雨が降らないとすぐに水切れする場所で、おまけに地面の下には大きな防火水槽があります。あまりいい環境ではないのに、こうしてよく咲いてくれると嬉しいものです。 萩ももう終わりです。秋の日差しを浴びて風にそよぐ今日の姿は、‘有終の美'とでもいえるでしょう。かつては、お月見が近付くとススキや萩がよく盗られました。今は、公衆マナーが良くなったのか、お月見をする人が少なくなったのか、そういうことも少なくなりました。 次回の更新の日はもう10月です。ますます秋らしくなってくるでしょうね。たぶん「緊急事態宣言」も解除されるでしょうから、少しは外出もしやすくなるかも知れませんね。 でも、引き続き十分にご注意なさってください。 う す う す と 刻 を 染 め ゆ く 酔 芙 蓉 岡田 和子 | ||
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