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            濡れた枝が迫りよる参道    マウスを載せれば写真が変わります
 朝早くは細かい雨が降っていましたが、お昼前にはあがり、昼からは気温も30度を超えて、ムッとするような蒸し暑い日になりました。
 空はどんよりと曇り、いつ雨が降り出してもおかしくないような様子。雨雲レーダーを見て「よし、大丈夫」と確認してから、外の作業などに当たりました。
 来週もずっと傘マークが並んでいます。いまが梅雨の盛りでしょうか? 全国各地で大雨による災害が起きています。何時間も同じ所に強い雨が降り続ける「線状降水帯」という言葉も、最近はよく耳にするようになりました。温暖化の影響なのでしょうか?
 境内を行き交う人はさほど多くなく、法事の参列者の姿が一番目立っていました。




       見 送 る や  君 た ち ま ち に 梅 雨 の 景     大住日呂姿




           雨に元気な木槿の花       マウスを載せれば写真が変わります
 木槿の花も、たっぷりな雨のお陰で、花びらの先までシャキッとしていて元気です。
 今が盛りの種類から、まだ蕾の種類まで多種ありますので、8月に入ってもお楽しみいただけます。でも、盛夏の頃は花もくたびれ気味なので、今のほうが綺麗です。これで青空だったら、なおさら美しいのですが・・・。
 花の少ない季節ということもあって、木槿も花泥棒の被害に遭っています。紫陽花を盗っていくのと同じ人の仕業でしょう。切って持ち帰っても、その日の夕方頃までしか楽しめないのに・・・盗ってきた花を飾っても平気なのでしょうか?

       栴檀葉の菩提樹の黄色い花 / 終わりかけの紫陽花園 マウスを載せれば写真が変わります
 自坊の前の栴檀葉の菩提樹(モクゲンジ)が満開です。数日前から、散り落ちた花で木の下が黄色くなっています。英名の「Golden Rain Tree」というほど降ってはきませんが、緑の苔の黄色い落花がとても綺麗です。
 咲いている花は自坊の門を入らないとよく見えません。どうぞ入ってご覧ください。
 紫陽花も、もう終盤となって、ほとんどの種類は色褪せてきました。これから開花する遅咲きの品種もあるのですが、周りが終わりかけているので、何だか取り残されているようです。
 これからは、朝な夕なに時間を作って、剪定作業をしなければなりません。ところがこの先の1週間は雨ばかり。今朝も合羽を着てやりましたが、雨に濡れるほど汗を掻きました。来年の花付きを左右する剪定作業ですので、とにかくここしばらくが勝負です!
 普段は安全と思っているところで、とんでもない大災害が起きるかも知れません。くれぐれもご用心ください。




       あ じ さ い に 降 り  有 彩 の 雨 の 糸     伊丹三樹彦