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うっすら木の下闇の境内ですが、朝早くから人の姿が見えます。カメラを持っている人もいれば、散歩のような方もおられます。先週の菩提樹の新聞記事の影響でしょうか? 菩提樹はもうほとんど結実してしまって、花は見られませんが。 雨の境内は石畳がよく滑りますので、よほど注意して歩かなければいけません。参道も苔生しているようなところがあるので尚更です。私など、あちこち見ながら歩いているので、足元は注意散漫。よくズルッと滑りそうになります。 雨の日には雨の日のよさ、雨の日らしい景色が楽しめます。足元にお気を付けてお越しください。 梅 雨 ふ か き 闇 に 己 れ を 恃 む な り 柴田白葉女 境内には10種類ほどの木槿が植わっていますが、他の種類は蕾が膨らんでさえいません。この種類は特別に早咲きのようです。 本堂前の沙羅も毎日少しずつ咲いています。一斉に咲かないのが、この花の‘セオリー’なのでしょう。‘侘び寂び’を意識しているのかも知れませんね。それでも、これからしばらくが盛りなのだと思います。 木槿も沙羅も、雨の日なりの花の姿も美しいですね。 一昨年新しく植えた株は大きく育って、今年はたくさんの花を咲かせています。一方、株や茎が古くなったものは、花も少なく元気がありません。新陳代謝を図る作業を怠るとダメということですね。 先日見た雑誌に、真如堂が紫陽花の名所と紹介されていました。うれしい反面、ちょっとプレッシャーです。ボクもどこまで世話ができるか・・・と言いつつ、紫陽花園にないような花を見ると、入手しようとしてしまいます。やるっきゃないですね! 紫陽花の見頃は続きます。ぜひお越しください! 雨 の 日 は 雨 に 応 え る 濃 紫 陽 花 倉田しげる | |||
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