6/19版 




              梅雨の闇の境内      マウスを載せれば写真が変わります
 夕べから雨。時に強く、時に弱く、時々止み間はありますが降っています。梅雨ですから「さもありなん」という感じですが、被害の出ないような範囲でお願いしたいものです。
 うっすら木の下闇の境内ですが、朝早くから人の姿が見えます。カメラを持っている人もいれば、散歩のような方もおられます。先週の菩提樹の新聞記事の影響でしょうか? 菩提樹はもうほとんど結実してしまって、花は見られませんが。
 雨の境内は石畳がよく滑りますので、よほど注意して歩かなければいけません。参道も苔生しているようなところがあるので尚更です。私など、あちこち見ながら歩いているので、足元は注意散漫。よくズルッと滑りそうになります。
 雨の日には雨の日のよさ、雨の日らしい景色が楽しめます。足元にお気を付けてお越しください。




        梅 雨 ふ か き  闇 に 己 れ を 恃 む な り     柴田白葉女




          早咲きの木槿 / 雨の日の沙羅の花  マウスを載せれば写真が変わります
 木槿が咲いているのに気が付きました! いつから咲き始めていたのでしょう。青空がよく似合う花ですが、雨もまた似合います。
 境内には10種類ほどの木槿が植わっていますが、他の種類は蕾が膨らんでさえいません。この種類は特別に早咲きのようです。
 本堂前の沙羅も毎日少しずつ咲いています。一斉に咲かないのが、この花の‘セオリー’なのでしょう。‘侘び寂び’を意識しているのかも知れませんね。それでも、これからしばらくが盛りなのだと思います。
 木槿も沙羅も、雨の日なりの花の姿も美しいですね。

           雨の日の紫陽花園       マウスを載せれば写真が変わります
 雨の日といえば紫陽花の出番ですが、濡れた花そのものは綺麗ですが、重い‘頭’を支えるのは大変です。重みで姿が乱れてしまっています。
 一昨年新しく植えた株は大きく育って、今年はたくさんの花を咲かせています。一方、株や茎が古くなったものは、花も少なく元気がありません。新陳代謝を図る作業を怠るとダメということですね。
 先日見た雑誌に、真如堂が紫陽花の名所と紹介されていました。うれしい反面、ちょっとプレッシャーです。ボクもどこまで世話ができるか・・・と言いつつ、紫陽花園にないような花を見ると、入手しようとしてしまいます。やるっきゃないですね!
 紫陽花の見頃は続きます。ぜひお越しください!




       雨 の 日 は  雨 に 応 え る 濃 紫 陽 花      倉田しげる