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今日は早朝から人や車が多く、普段とはちょっと違った様相の境内です。今朝の地元紙に菩提樹開花の記事が写真入りで出ました。それを見た人が次々と訪れているのです。 新聞の歳時記記事は、ほぼ毎年同じ内容を繰り返して書いています。記者も「去年の今頃は○○を載せた」という記録を付けていて、その通りにほぼ毎年記事を書きます。花などは年によって早くなったり遅くなったりするので、タイミングを外してしまうこともありますが、今年の菩提樹の記事は土日で考えると、ドンピシャだと思います。 きっと今日は夕方まで人が多いでしょうね。 十 薬 の 花 の 厚 み の 曇 り 空 牧石剛明 数千から数万という花がいっせいに咲いているのですから、それはもう見事です。しかも、ちょうど見やすい高さにも花があるので、ごく近くで花が楽しめます。もうしばらくは十分見頃ですので、ぜひお越しください。 本堂に向かって反対側に植わっている沙羅も、1週間前から咲いています。まだ花の数は少ないですが、お釈迦さまのお悟りと入滅に因んだ花が同時に見られる場所は、そう多くはないですよ! 手入れは行き届いていませんが、紫陽花も今が見頃です! 1枚目は青い紫陽花ばかりなのに、2枚目はピンク系が多いのにお気づきですか? そう、小学校の理科で習ったように、紫陽花の花は土壌の酸性・アルカリ性で花の色が変わります。 真如堂辺りの土壌はかなり酸性です。ですから、普通に植えた紫陽花は青っぽくなります。2枚目がピンクなのは、もともとその辺りに落ち葉などの焼却灰を捨てていたからなのです。草木灰はカリウムと石灰分を多く含んでて、アルカリ性です。だから、2枚目のように紫陽花がピンクになるのです。 そんなことを知っているのは、この場所を開墾したボクだけです。開墾時は、灰でズルズルと滑って作業しにくかったのを思い出します。 紫陽花もまだ当分は楽しめますよ! 蚊が多いですから、虫除けご持参でお越しください! 菩 提 樹 の 花 の 樹 海 へ 蜂 放 つ 石 昌子 | |||
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