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明日も午後からは傘マーク。冷たい空気とあたたかい空気のせめぎ合いが、日本の上空で繰り広げられているのですね。立夏を過ぎないと安定しないのかも知れません。 今日は八十八夜です。その名の通り、境内のお茶の新芽も美味しそうな色をしています。 境内のもみじの色も落ち着いてきました。これからも次第に濃くはなっていきますが、6月頃までは若緑が楽しめます。 できれば、お天気のいい日にお越しになれば、青い空と若緑とのコントラストが綺麗ですよ。 境内では密になることはありませんので、ご安心ください。 逢 ひ に 行 く 八 十 八 夜 の 雨 の 坂 藤田湘子 本堂の裏の、山茱萸が植わっている辺りで、上を見上げてみてください。白く細かい花が咲いています。「ナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)」です。高い木であるうえに、花が細かいので、ちょっとわかりにくいかも知れません。 このユニークな名前は、水戸黄門さまが「この木は、何じゃ?」と里人に聞いたところ、里人もよく知らず、口ごもりしながら「なんじゃ・・・もんじゃ・・・」と言ったため、それが名前になったという説などいろいろあります。 珍しい木ですが、最近は庭木として植えられているのを見るようになりました。 自坊の中では、谷うつぎが咲いています。もう20年ほど前になるでしょうか、市道の生垣で紛れ込んで咲いているのを一枝拝借して挿し木をしたものが、すっかり大きくなりました。 低山などでよく見かける花で、ボクの大好きな花のひとつです。 折角の連休なのにどこにも行けずに、ガッカリされている方。きっと近くにもいろいろな素晴らしい自然があると思います。そういうものを見つけに、歩いてお出かけになってみてはいかがですか? いましばらくの辛抱です! な ん じ ゃ も ん じ ゃ 芽 ぶ き て な ん だ か ん だ か な 細井啓司 | ||
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