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             薄曇り空の下の若緑     マウスを載せれば写真が変わります
 今日は薄い雲の多い日となりました。最高気温は23度で、ちょうど良いくらいでした。
 土曜日でまずまずのお天気の土曜日にしては、人が少ないなぁという印象です。
 ご存知の通り、京都では明日から5月11日まで緊急事態宣言が発出されます。連休がスッポリ入る日程で、いろいろな制限や協力要請がされます。
 大阪・兵庫などほどではありませんが、京都や近畿の各府県も、変異ウイルスによる感染者が急増しています。病床稼働率も急増しているので、当然のこととも思えます。
 普通に生活していると、緊急事態宣言で出てもさほど影響を受けることはありませんが、飲食・旅行関連などの仕事をしている人やいろいろな行事を予定していた人などは、本当に大変なことだと思います。連休に京都に旅行しようと思っていた人には、まさに「京都に来てくれるな」というようなタイミングですが、いまは人の流れを抑えなければ仕方ないのでしょうね。
 そういうこともあって、新緑を楽しみに行こうという気分になれない方が多く、境内も閑散としているのかも知れません。何だか、ボクにも今日の新緑は色褪せて見えるような・・・気分のせいです。




      風  交  と  い  ふ  よ  き  名  あ  れ  若  緑     佐藤鬼房




      もみじの赤い種 / 平戸つつじが咲き始めました マウスを載せれば写真が変わります
 本当に驚くほどの駆け足で、季節が過ぎていきます。先週と今日では大違い。例年よりも1週間から10日ほど、季節が早く進んでいます。もったいないなぁ。
 つい先日まで花が咲いていたもみじは、あっという間に結実して、若緑の葉の上に小さな赤い実がアクセントになっています。
 桜は八重も終わって、つつじの季節の到来です。
 例年なら5月初旬に一般公開される蹴上浄水場のつつじも、もうすっかり見頃で、5月ではもう遅いぐらい。去年はコロナ禍で開催中止でしたので、「今年はどうするのかなぁ」と思っていたら、やはり中止でした。でも、原因はコロナではなく財政難でした。
 京都市はそもそも慢性的に収支不足でしたが、コロナ禍で観光収入が激減して収支はさらに悪化。7年後には企業の「破産」に例えられる財政再生団体に陥る可能性もあります。そういうことで、できるだけ出費を切り詰めたいのでしょう。市バスや地下鉄の値上げも検討されています。
 なんだか、新緑の季節らしからぬ話題ばかりになってしまいました。
 境内では十分なソーシャルディスタンスが保てます。歩いてお越しになれる方は、気分転換のためにぜひお越しください。




      春  宵  の  こ  の  美  し  さ  惜  し  む  べ  し     星野立子