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           総門前の桜 / 連翹と桜    マウスを載せれば写真が変わります
 今日は快晴! 気温も21.5度まで上がり、風もなく、コロナさえなければ出かけたくなること間違いなしの春日和です。
 お彼岸中ということもあって、境内には結構たくさんの方がおられます。カメラを持っている方も多いので、半分以上は観光やお出かけでしょう。
 ボクの予想では、染井吉野の開花は20日頃でしたが、すっかり外れて、二条城の京都の標本木では16日に開花宣言に至りました。観測史上最速です。真如堂では17〜18日頃でしょうか。
 ‘表写真’では桜が満開のように見えますが、手前に染井吉野があって、奥は違う種類の早咲きの桜です。染井吉野はまだ3分程度ですが、奥の桜はもう満開! 今一番の花見スポットです。




      初  桜   折  し  も  今  日  は  よ  き  日  な  り    松尾芭蕉




          枝垂れ桜 / 「縦かわ桜」    マウスを載せれば写真が変わります
 境内のもう一つの桜スポットは、江戸彼岸系の枝垂れ桜と「縦皮桜」です。
 三重塔をバックにした枝垂れ桜は、樹勢がどんどん衰え、枝が枯れ込んで減ってしまっていますが、満開の今はなかなか見ごたえがあります。時間帯でいうと、日の当たる午後から夕方にかけてが一番美しく見えます。
 本堂脇の「縦皮桜」は、春日局が父斎藤利三を弔うためにお手植えをしたという桜です。伊勢湾台風で倒れましたが、ほとんど枯れた幹から奇跡的に新しい枝が伸びて現在に至っています。
 江戸彼岸桜は、花の萼筒が丸く膨れているので、見分けやすいですよ。

        もみじの新芽と蕾 / 夕暮れ近くの桜  マウスを載せれば写真が変わります
 桜の開花に合わせるように、もみじの芽も吹き始め、中には蕾が開いて花を咲かせている木もあります。
 遠目にはまだよくわかりませんが、これからどんどん境内の様子が変わっていくでしょう。春ですねぇ〜
 今日の京都市内は、車も多く、観光地は多くの人で賑わっています。昨日の午後に桜の名所である蹴上のインクラインの側を通りましたが、和服を着た女性でずいぶん賑わっていました。
 こんな時期に「出かけないでください」というほうが無理でしょうが、今後の感染のリバウンドが懸念されます。くれぐれも用心しつつ、桜をお楽しみください!




      ま さ を な る 空 よ り し だ れ ざ く ら か な    富安風生