3/6版
昨日は啓蟄でした。「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」−土中で冬眠をしていた虫たちが、暖かい春の日差しの下に出てき始める頃というのですが、どんな虫が出てくるのだろうと長い間思っていました。 虫とはいうものの、中国では啓蟄に目覚める「虫」はカエルやヘビのことなんだそうです。そういえば、「蛙」「蛇」「蜥蜴(とかげ)」は虫偏です。これで合点がいきました。有り難くないことに、ヘビなどが冬眠から目覚めるのですね。仕方がありません。 境内の木も緑の芽を吹き始め、草も気が付いていたら生えていたという感じです。一度‘火が点いた’ら、後は早いですねぇ。桜の蕾も、かなり膨らんで来ましたよ! 蛇 穴 を 出 で て し ば ら く 世 を 探 り 石原健二 樹齢何十年という株はかなり弱っていますが、その後継木として数年前に植えた株が、今年はたくさんの花を咲かせています。見頃は長いので、まだまだお楽しみいただけます。 山茱萸の花は満開を過ぎました。今年は早く咲きすぎて、お彼岸にはもうほとんど何もないかも知れません。 水仙の花ももう終わりで、花が茶色く枯れてきました。今年は雪で倒れてしまうこともなく、花の寿命を全うしてくれました。 椿もいろいろな種類が咲いていますので、椿好きの方にはお楽しみいただけるでしょう。ただ、まとまって植わってはいないので、境内のあちこちを回って探していただかなければなりません。綺麗な色や形の花もいろいろありますが、ボクはやっぱり藪椿が一番好きですねぇ。 さぁ、次回は桜の開花をお伝えできるでしょうか? コロナ感染に用心しつつ、春の訪れを満喫なさってください! 野 遊 び の ひ と り ひ と り に 母 の こ ゑ 橋本 榮治 | ||
|