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    ガランとした本堂前 / 木々の色が少し変わってきました マウスを載せれば写真が変わります
 朝は2.3度しかなく、日中も曇りがちのお天気でしたが、気温は15度まで上がりました。寒くはなく、少し動くのにはちょうどいいくらいでした。
 次第に春らしくなってきて、緊急事態宣言も京都は今日まで。きっと人が増えるだろうと思っていましたが、それほどでもありませんでした。
 京都市内でも、拝観を停止しているお寺が何ヵ寺かあるようですが、おそらく明日からは再開するでしょう。これからは土日ごとに人が増えていくのは間違いありません。人が動くと感染が拡大するのは必至ですから、次の波を起こしてしまわないように、余程気をつけなければいけません。
 「密」とはほとんど無縁の真如堂です。




      光  り  つ  つ  鳥  影  よ  ぎ  る  二  月  尽     小沢明美




   「大」の火床と山茱萸の黄煙 / どんどん咲き増すすみれ花 マウスを載せれば写真が変わります
 前回のこのコーナーで、山茱萸が咲き始めたとお伝えしましたが、今日見に行ったら、かなり見頃になっていました。
 例年の様子から、「咲き始めたら、あとは早い」と思っていましたが、予想通りです。これでは、お彼岸にはもう花は残っていないでしょう。
 すみれの花も、少し見に行かないうちに、ずいぶんとその数が増えました。
 あの花も、この木も、「みんな待っていられないんだなぁ」という気がします。寒い間は、景色がほとんど動きませんでしたが、どうやらスイッチが入り始めたのかも知れません。あと3週間ほどで、桜も咲き始めるのではないでしょうか?
 開花のスイッチは待ち望んでいますが、感染拡大のスイッチは何としても阻止しなければいけません。みなさん、辛抱しつつ楽しみましょう!




       山 茱 萸 の 花 の こ ぞ り て 黄 を 凝 ら す     塩川雄三