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         雲一つない青い空 / 木々も温かそうです  マウスを載せれば写真が変わります
 一日中、雲一つない青空が広がり、早春とは思えないようなあたたかい陽射しが降り注ぐ日でした。気温も16度まで上がり、3月下旬並みでした。
 緊急事態宣言まっただ中ですが、こんなお天気ではさすがにじっとしてられないのか、境内を訪れる人も増えました。「観光」というよりは「墓参」「散歩」という感じの人がほとんどで、一人か二人連れです。遠くからお越しになっている感じではありませんでした。
 境内の花や木の様子はほとんど変わっていません。木はまだまだ冬木のままです。でも、あたたかい陽射しのお陰で、木々の幹や枝が明るく光っていて、清々しい気持ちにさせてくれます。まだ氷が張るような日もやってくるでしょうが、日も延びて、日毎に春らしくなっていくだろうことを実感します。
 今日は空気が乾燥して、花粉がやや多く飛ぶという予想です。人によっては、春もいいことばかりではなさそうですね。




         春 立 つ と 影 が 勝 手 に 動 き 出 す     萩山栄一




       春の光に透ける水仙 / 切れ間なく咲く十月桜   マウスを載せれば写真が変わります
 馬酔木の花の開き具合を見に行きましたが、やはりほとんど進んではいませんでした。涅槃図が特別公開される頃にならないと、やはり見頃はやってきませんね。
 椿の花もちょっと一段落。こちらも次の‘波’を待つしかなさそうです。
 今日、一番キラキラ輝いていたのは水仙の花。今までに何度も紹介していますが、今日は陽光に照らされて、本当に綺麗でした。でも、香りはあまりしませんでした。陽光に飛ばされてしまったのでしょうか?
 自坊の「十月桜」も綺麗でしたよ! 去年の10月から花の数の多少はあれ、ずっと咲き続けています。手品師がどこからか次々とコインを出してくるかのように、次々と花が咲いています。どこに‘ネタ’があるのでしょう?
 春の兆しをたっぷりと楽しめた1にちでした。
 まだまだ気をゆるめることなく、感染予防をなさってくださいね。いま我慢した分、きっといい春がやってきますから!




         春 を 待 つ 花 の 歳 時 記 開 き て は     岩崎富久子