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気温の統計では、今が1年で一番気温が下がる時期。「節分」とは実にうまく言ったもので、その日を境に気温が上がっていきます。 そんな天気にしては、境内を歩いている人が少しおられました。それも年輩の方がほとんどで、ほとんどが一人。法事に参列するのでもなさそうですし、節分にはまだ早いし・・・ちょっと意外でした。 境内には彩りが少なく、モノトーンに近い雰囲気ですが、目を凝らして見てみると、紫陽花の若緑の新芽などが際立っていました。もうすぐ立春ですもの。何かが動いていると思って目をやると、冬鳥が苔を啄んでいたりしました。 少し風が吹いていましたが、陽射しもあって、ブラブラ歩きも苦ではなかったです。 色 と い ふ も の こ と ご と く 春 隣 粟津松彩子 この時期になると、必ず確かめに行くのは馬酔木の花が咲いているかどうかです。 その年の気候に寄っても開花時期は大きく前後しますし、木による個体差もずいぶん大きいです。「クローン」である染井吉野のようなわけにはいきません。 開花具合は、去年よりは遅いようです。最近は施肥などもしていないようなので、木も元気がなさそうで心配です。 この花が満開になる頃には、春もだいぶ進んでいるでしょう。待ち遠しいですね。 ふ る さ と は 風 の 中 な る 寒 椿 入船亭扇橋 | ||
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