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雨のお陰で寒くはなく、最低気温は6〜7度ですが、昼になっても気温はほとんど上がらず、ずっと10度ほどです。 今日の境内には人影はなし。緊急事態宣言も出ていますし、今の時期は見るべきものは何もなく、そのうえ雨。法事もコロナで‘キャンセル’ということもあって、さもありなんという感じです。 境内を1周しましたが、本当に何もありませんでした。ただ静かなだけが取り得の、今日の真如堂です。 新 し き 絵 馬 重 な り て 日 脚 伸 ぶ 生田経子 寒肥も施したからといってすぐに成果が出てくるものではなく、むしろその年の気候のほうが大きく影響するので、積極的にやろうという気が起きないでしょうねぇ。 葉を落とした紅葉の枝には、雨粒がいっぱい付いていました。ほんのわずかに葉が残っている枝もありました。 枝は思った以上に赤身を帯びていました。春が近いからでしょうか? 元からこんなに赤かったのでしょうか? 雨でカメラが濡れるのが嫌なのかで、サッと帰ってきましたが、探し回ればいろいろな発見がありそうな寒中の境内でした。 本堂の裏の真っ赤な山茱萸の実が、すっかりなくなりました。ヒヨドリなどが啄んだのでしょう。千両や南天の実ももう残っていません。 自坊の石畳に、コバルト色に輝く龍の玉が落ちているのを見つけてハッとしました。艶々とした深く碧い色です。 その時『赤い鳥小鳥』の「青い鳥 小鳥 なぜなぜ青い 青い実を食べた」という一節がふと口から出てきました。これは3番の歌詞で、「青」の部分が、1番は「赤」、2番は「白」です。 そういえば、自坊の取り残した柿の実を、いろいろな鳥が来ては突いています。決して赤くはなっていませんが・・・。でも、この歌詞のように考えてみると、何だかとても愉快です。 これから節分までが1年で一番寒い季節ですが、今年はそれほどでもなさそうです。この先1か月は、例年よりも温かいだろうとの予報です。春になったら、少しは自由に外出できるようになるといいですね。 今は、我慢我慢。 い ち に ち の 奥 に 秘 め お く 龍 の 玉 中丸 涼 | |||
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