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       真っ直ぐ伸びるカエデの枝 / 繊細なもみじの枝  マウスを載せれば写真が変わります
 極寒の日が続いています。今日の最低気温は−4.1度、最高が4.4度。昨日は−3.7度と2.7度でした。真如堂では、これよりも少し低かったでしょう。京都では滅多に経験しない寒さです。
 鴨川や高野川も一部で凍っているらしいですし、自坊の筧と蹲踞は太い氷柱で一体化していました。明日は寒さもほんの少し弛むようです。
 今日から3連休という方もおられるでしょうが、境内は閑散としています。今の境内にはこれといった見所もありませんが、その上にこの寒さとコロナの感染拡大とあって、旅行客はもちろん地元の方の足もピタリと止まったようです。
 雪が積もったら人が増えますが、そうでなければ節分までこんな感じでしょう。




       人 気 な き 御 手 洗 寒 の 水 こ ぼ す     五十嵐波津子




     人気なく木の陰目立つ白砂 / 温かそう? 冬の陽の恩恵 マウスを載せれば写真が変わります
 落葉樹の多い境内では、裸木がここぞとばかり自らの枝振りを主張しているように思えます。真っ直ぐ伸びる枝、クネクネと曲がりくねった枝ぶり、それぞれの個性が際立っていて愉快です。
 長い望遠レンズを付けたカメラを持った方の姿を見かけました。葉を落とした木々にやってくる鳥が狙いで、毎年、この時期になるとお越しになる回数が増えます。今日もその姿を見て、冬だということを改めて感じました。
 1日中、青空の広がる好天でした。歩き回ればもっといろいろな‘発見’があったかも知れませんが、寒さにゆっくり写真をとろうという気も失せてしまいました。
 ボリュームに欠ける新年第一番目の更新でした。




         寒 空 に 枝 こ ま ご ま と 伸 び き り し    金丸希骨