12/20版
境内の紅葉もほとんど終わって人影も疎らになり、いつもの真如堂が戻ってきました。 朝の光が差す中、わずかに残っている紅い葉っぱを探して、境内を散策しました。 一番きれいだったのは、自坊の庭の紅葉。先週はまだいっぱい葉が付いていて色も鮮やかだったのですが、さすがに残りわずかとなりました。でも、色は今日の方が冴えている気がします。この場所は他の人は入れないので、独り占めです。 正面参道にもわずかに紅い葉が残っていますが、日の光の力を借りないと茶色くしか見えません。本堂の裏の散り紅葉も茶色くなってきていますが、やはり朝日の演出で綺麗に見えていました。 今年は散りきるのが例年よりも遅いので、年内の落ち葉掃除が終わるかどうか、ちょっと微妙です。 今年は沿道での応援も制限されていますし、出場校の応援団も来られないでしょうから、普段とはちょっと様子が違うかも知れません。 京都のコロナ感染者の数も、ここしばらくは急増しています。年末年始にかけても観光の方はあまり増えないでしょうから、京都の街は例年よりはひっそりしているでしょう。 もちろん、真如堂はひっそり静か。今年は除夜の鐘も中止です。 掃 い て 又 落 葉 の 庭 と な り に け り 稲畑汀子 この花を見ると、「どうしてこんなに寒い時期に咲くのだろう?」と思います。雪が降ると、水仙の花軸はたちまち折れてしまいますし、花粉を付けてくれる虫も少ないのに・・・。 椿の花も咲いてきました。 椿は品種によって開花時期がかなり違います。冬から春にかけて、特に11月〜2月くらいと3月〜4月に咲くのが多く、もっと遅咲きや早秋咲きといわれる品種もあります。 買ってきて植えても、品種を書いた札を無くしてしまうと、よほど有名な品種でない限り、後からはなかなか調べられません。それほど種類が多いのです。 この椿はずいぶん前から自坊にありますが、「一休」かなぁ、「雪舟」かなぁ・・・わかりません。 さて、今年もあと10日。そろそろ年賀状に取り掛からないといけませんねぇ。 お風邪を召されませんように。 水 仙 へ 光 ま み れ の 声 飛 ん で 坂巻純子 | |||
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