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       正面参道の最後の紅葉 / ほとんど終わった本堂脇 マウスを載せれば写真が変わります
 12月も半ば。昨日の天気予報では、今日は晴れマークが続いていたのに、朝から曇りがちで、お昼過ぎには少し時雨れて、結局パッとしない空模様でした。
 冬の京都はよく時雨れます。そういう意味で、冬らしいお天気になってきたのでしょう。
 今年の紅葉は終わるのが遅く、境内の場所によってはまだ結構楽しんでいただけます。もちろん色は良くはありませんし、縮れたりしていますが、この時期に紅葉が見られるだけでも儲けものです。
 それをご存知なのか、割とたくさんの方が、今日もお越しになっていました。今年の紅葉シーズンは、今日で終わりです。

     自坊の前。結構残っています / 本堂裏の敷き紅葉   マウスを載せれば写真が変わります
 今年は紅葉が例年よりも早く進んで、勤労感謝の日の頃がピークでした。12月にはもう何も残っていないだろうと思っていたのが、今日はまだこの状態で、本当に先の読めない紅葉でした。
 色はあまりよくありませんでした。寒くなかったからでしょうねぇ。雨も極端に少なかったです。
 「息を呑むような美しい紅葉」は滅多には見られません。今年は一度もそんな光景には出会えませんでした。まぁ、そういう年もあります。
 紅葉の終わりが遅くなっている分、落ち葉掃除も遅くなります。昨日も今日もたくさんの落ち葉を掃除しましたが、まだ1週間ほどは掃除が続きそうです。年末の大掃除とも重なってくるので、ちょっと厄介です。




     地  の  温  み   空  の  ぬ  く  み  の  落  葉  か  な   吉田鴻司




         十月桜と紅葉 / 咲き始めた水仙     マウスを載せれば写真が変わります
 今日、墓参をされた方に、「今どき、桜が咲いてますね!」と言われて見てみると、十月桜がよく咲いていました。その名の通り10月から春まで咲くので、あまり気に留めていませんでした。
 真っ赤なもみじをバックにした桜の花、乙ですねぇ〜
 ‘裏写真’は、散った真っ赤なもみじの葉をバックにした水仙の花です。緑色に写っているのは、レンゲの葉っぱです。これから冬越しをして、来春に花を咲かせます。季節の移り替わりを順番待ちしているような光景で、愉快です。
 さて、京都もコロナに感染した人の人数が、連日最高値を更新しています。それでも、繁華街の人出は減っている様子がないようです。
 いま感染したら、年末年始は大事になります。年末で、お買い物などに行かれる機会も増えるでしょうが、くれぐれもご注意くださいね。




      楚  々  と  な  ほ   咲  き  継  ぐ  心  冬  桜       藤浦昭代