10/11版 




              少し色付き始めた境内    マウスを載せれば写真が変わります
 7日の深夜から昨日のお昼前まで雨が続き、今日も昼前ぎまではどんよりした空模様でした。その後はお天気が次第に良くなって、3時頃にはスッキリ秋晴れになりました。27度まで気温が上がりました。
 どんよりした時に写真を撮ったのが残念・・・。
 昨日は台風が最接近しましたが、雨風共にそれほど強くなく、天気予報を見なければ台風が来ているとは気が付かなかったでしょう。
 この1週間は、最高気温が17度台の日があるかと思えば夏日があったりと、秋が深まったり少し戻ったりの日々でした。気候が定まらないので、着る物にもに気をつかいます。

          全体的にはまだ緑色です      マウスを載せれば写真が変わります
 境内の木々も、少し秋色が進んだものもあれば、きれいな緑のままのものもあります。
 暑い暑いと思っているうちに急に涼しくなって、気が付けば10月ももう1/3が終わりました。紅葉にはまだまだ早いですが、色付き始めてもおかしくはない時季になって来たのですね。
 今日、東大路を車で走りましたが、他府県ナンバーの車がいっぱい走っていて、少し混んでいました。観光客が戻りつつあるようです。マスク姿の年輩の人たちの‘歩こう会’らしき人たちも、何組か見かけました。歩くには気持ちのいい時季になってきましたが、マスクをして歩いたら、きっと息苦しいでしょうね。
 ‘コロナ前’のようなわけにはいきませんが、感染予防に万全を尽くして、秋の京都をお楽しみください。




     戸 を 開 け て ま づ 秋 の 日 を 招 き 入 れ      岩田由美




       小振りな酔芙蓉の花 / 赤飯いっぱい? 赤のまま マウスを載せれば写真が変わります
 金木犀の香りがどこからともなく漂ってきます。目立ちにくい花なので、香りに誘われて歩を止めて周りを見回したら、近くに咲いていたということが多いと思います。
 酔芙蓉もよく咲いてきました。でも、今年の花は小さくいじけている感じで、あまり見栄えがしません。気温が低くなってきたので、朝は白く、夕方にはピンク色になるというのではなく、2日がかりで色付いています。
 萩はまだ少し残っています。こぼれ落ちた萩の花も趣があります。木槿もわずかに咲き残っています。
 総門の前に、犬蓼がたくさん咲いていました。ちょっと色が薄いタイプのようです。鮎料理の時には欠かせない蓼酢に使うのは「ヤナギタデ」ですが、「イヌタデ」は葉に辛味がなくて役に立たず、それが名前の由来だそうです。また、「蓼食う虫も好き好き」の蓼も「ヤナギタデ」だそうです。
 この粒々の赤い花をこそげ落とし、赤飯の赤い米粒のようして遊んだという方がおられるかも知れません。ボクはままごとよりもチャンバラでしたから、これで遊んだことはありません。最近の子供は、どんぐりとか笹とか、自然のものを使って遊ばなくなってしまいました。大人にになってからも、結構役立つのですが・・・。
 来週も日によって寒暖の差があるようです。どうか体調を壊されませんように。




      手 に し た る 赤 の ま ん ま を 手 向 草       富安風生