8/27版
大阪や奈良では警報が出るほど雨が降ったりしています。京都市内でも、ごく狭い範囲だけでわずかな夕立がありましたが、本降りの雨は12日と22日に10ミリずつほど降っただけ、平年の15%ほどの降水量です。 桜は結構多くの葉を散らし始めました。できるだけ葉からの蒸散を抑えるためでしょう。もみじの樹下にも、茶色くカサカサになった葉が落ちていますし、楠の落ち葉も目に付くようになってきました。紫陽花はすっかり葉を垂らしていますし、毎日水をやっても追いつきません。 境内の渇水状態は、もう限界です。何とか雨を! 暑さとコロナ禍もあって、境内に人影はありません。本堂はまだ拝観を休止していて、朱印だけ受け付けているようです。人がお越しにならないはずです。 ま た 逢 ふ 日 あ り や 遠 く に 法 師 蝉 那須乙郎
自坊の玉紫陽花は、元気に咲き始めています。目が届くので水の管理がしやすのですが、地植えはまだしも、鉢植えの玉紫陽花は水を切らしたことがないのに葉先が痛んだりしています。あまりにも暑すぎたのでしょうねぇ。 撮るべき花を求めて墓地へ行ったら、臭木の花がよく咲いていて、揚羽蝶が数頭飛来していました。 臭木の葉はその名の通り臭いのですが、花は甘い香りがするそうで、蝶や蛾がよく来て受粉が行われます。秋には紺色の実が熟し、それを鳥が食べて種が分散されるそうです。草藪が出来た時に生えてくる最初の樹木の一つなのだそうです。 大して綺麗な花ではありませんが、巧妙な作戦を持っているのですねぇ。そう思って見ると何ともあっぱれに思えてきますが、他に咲いている花があれば、この花を載せることはなかったでしょうねぇ。 とにもかくにも、雨を降らせてください! お願いしま〜す! 雨 乞 の 雨 も 降 り け り 今 朝 の 秋 松田逸奇 … となりますように | ||
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