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今日から4連休とか。何の祝日かよくわかりませんでしたが、「GoToトラベルキャンペーン」も昨日から始まりました。詳しいことが決まっていない施策なので、利用する人が「トラブル」に巻き込まれないよう祈りますが、コロナが再流行する中、安心して旅行を楽しめないでしょうし、京都の観光関連業者も「どうぞ、おこしやす」とは素直に言えないでしょう。 境内は、4連休だからといって、特に人が増えたような感じもありません。例年、それほど人の多い時期でもありません。 間 違 う て よ い 風 の 来 る 大 暑 哉 尾崎紅葉
木槿の花は、「槿花一朝の夢」などと、朝に開花して夕方には萎んでしまう「一日花」だとよく言われます。花が途切れることがないように見えるのは、次々と別の花が咲くためだと説明されることもあります。でも、観察してみると、決して一日花ではないことがわかります。 これを確かめようと思って、つい3〜4日前に鉢植えの木槿を観察しました。開花前日には蕾がかなり膨らんで、翌日の朝には開花。夜に萎んだ様子はなく、次の日も1日目と変わらずパッと開いて、翌日の朝には萎んだ花が落ちていました。日当たりなどによっても違うのでしょうが、「一日花」という定説は正しくないことがわかります。 白居易の「松樹千年終是朽 槿花一日自成栄(松の木は千年の齢を保つがいずれは朽ち、ムクゲの花は一日の命だがその生を大いに全うする)」という文句があります。源氏物語などに出てくる「槿」は今の朝顔のことだそうですから、両者を混同して解釈したのかも知れませんねぇ。
今年の蓮は雨に打たれることが多く、完全な形で全うすることが出来ずに、少し可哀相です。 暑い時でも凜として咲くこの花を見ると、本当に清浄な気持ちになります。もちろん、仏教とは切っても切れない植物ですが、そういうこととは関係なく、無条件に「ハッ」とさせられます。 折角咲いているのですから、誰かに見に来て欲しいなぁ〜。自坊の蓮は、花が葉っぱから頭を出してくれないのが玉に瑕です。 もう少し梅雨空でも我慢致しましょう。くれぐれもコロナにご注意ください。 蓮 の 花 小 さ き 羽 音 を み ご も れ る 大串章 | |||
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