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        小降りになるを待って帰路 / 初老の相合い傘 マウスを載せれば写真が変わります
 雨の日になるのを覚悟していたら、案外降らず、お昼前にはパァーッと明るくなって日が差してきました。「おかしいなぁ〜 こんな天気ではないはずなのに」と思いつつ、昼過ぎに写真を撮りに境内に出たら、パラッ、パラッ、ザァーッという雨。「直ぐ止むだろう」と本堂の庇の下で雨宿りをしていたら、5分ほどで上がりました。その後も、晴れたり曇ったり降ったりと、とても不安定な空模様でした。
 梅雨も‘本調子’になってきて、来週初めには大雨が予想されています。梅雨末期に向けて、用心しなければなりません。
 このところ、境内を訪れる人が増えています。移動自粛の緩和を待ちかねて入洛される方も多いのでしょう。境内で「3密」になることはありませんが、まだまだ油断できません。雨がウイルスを洗い流してくれるのなら、雨も大歓迎なのですが・・・。




       明  ら  み  て  一  方  暗  し  梅  雨  の  空     高浜虚子





      まだ色薄い木槿の花 / 紫陽花は大喜びの今日の雨 マウスを載せれば写真が変わります
 木槿の花が咲き始めました。まだ数輪程度ですが、本格的な夏の到来を感じさせる花です。
 紫陽花は見頃が続いています。雨が降ると、葉の先までピンと伸びて、花も生き生きして、とても綺麗です。
 人に言われたのですが、青い紫陽花が圧倒的に多いです。日本では酸性土壌のところが多いので、だいたいそういう傾向だそうですが、境内でも灰を捨てた跡地などはピンク系が勝っています。同じ種類でも、青かったりピンクだったり、2度楽しめます。
 菩提樹はすっかり終わり、沙羅の花もほとんど終わりかけています。これからは木槿の独壇場になっていくでしょう。
 6月も残すところあと数日。6月もコロナコロナで明け暮れましたね。
 マスク必須の蒸し暑い日々。どうか熱中症にご注意ください。




      梅 雨 の 花  林 に し ろ く  野 に し ろ し      水原秋桜子