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緑はまた少し色濃くなったような気がします。もう少ししたら梅雨。また色合いが変わってくるでしょうし、蚊などにも煩わされるので、ゆっくり新緑を楽しめる日も残りわずかでしょう。 21日に京都府の緊急事態宣言は解除されましたが、境内を訪れる人はさほど変わっていません。寺社の拝観や美術館などの公共施設も門を開け始めましたが、一気に人が増えた感じはありません。いかに外国人の入洛客が多かったかを再認識させられます。第二波、第三波のことを考えると、皆さんまだ恐る恐るでしょう。 掃 き 集 め 常 磐 木 落 葉 ば か り な る 高浜年尾
山紫陽花は背丈も低いので、放っておくとあっという間に雑草に負けてしまいます。水切れにも弱く、なかなか手間が掛かります。 ‘裏写真’は「アジアンビューティー」という山紫陽花と西洋紫陽花を交配させて作られた新種ですが、強健で生長も早く、花も多いという、驚くほど‘タフ’な紫陽花です。 情趣を重んじるか、派手さを優先するか、作りやすさが第一か、まだまだ試行錯誤です。これから紫陽花シーズンを迎えるに当たって、「今年の出来具合はどうだろうなぁ」と心配でなりません。うまく咲いてくれるといいのですが・・・。
菩提樹も花の香りが強いですが、今日、境内を歩いていて「おやっ?」と思うことがありました。少し甘くて爽やかな香りが漂ってきたのです。唐種招魂の木の近くでしたが、明らかに他の花の匂いです。「あ〜」と思って櫨の木を見に行くと、開花していました。もう少し咲くと、大きな蜜蜂たちの羽音が聞こえてくるようになるでしょう。櫨の蜂蜜は、香りが爽やかで食べやすく、色は黄金色でとても綺麗だそうです。 気温も上がり、木々や鳥、虫たちの活動も活発になってきました。明明後日はもう6月です。 松 の 芯 こ ぞ り て 競 え 五 月 尽 鈴木勢津子 | |||
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