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境内は新緑に包まれてきました。もみじの梢には赤くて小さい花がまだ付いていたりするので、スッキリと若緑色というわけにはいきませんが、先週より今週、今週より先週と、一気に若葉色に変わっていくでしょう。 紅葉の季節ももちろん綺麗ですが、爽やかさではこれからの季節には及びません。人だらけの秋よりも、新緑の季節のほうが好きだという方も少なくありません。
感染が拡大して自粛が進むにつれて京都を訪れる人は大幅に減り、これまでの混雑が嘘のように感じられます。また、15日頃からは拝観を休止する寺院も増えてきて、京都にお越しになっても行くところに困る状況が一段と進んできました。とにかく今は動かない、人との接触をできるだけ減らすことが何よりも大切です。 折角の新緑の季節ですが、新緑はまた来年も再来年もその先も、ずっと見ることが出来ます。まずは命を守ることに専念なさって、「京都は新緑の季節。綺麗だろうなぁ」とイメージの中でお散歩なさってください。 新 緑 の 香 に 新 緑 の 風 を 待 つ 稲畑汀子
関山は花びらが25〜40枚ほどあるといいますから、散った時の樹下はピンクの絨毯を敷き詰めたようになって、それもまた綺麗ですよ。 自坊前のレンゲ畑を15日から開放し、中に入って花を摘んでいただけるようにしました。例年は花がもう少し終わりかけてから開放するのですが、今年は小さい子供連れの方が例年よりも多くお越しになっているので、早めました。様子を見ていると、花摘みに夢中になっておられるのは子供よりもお母さんのほう。でも、首飾りを作ったりできるのは、ある程度以上の年齢の方のようです。レンゲ畑も見ることがほとんどなりましたから、そこで遊んだ経験のある方も少なくなったのでしょうね。大いにお楽しみください! さぁ、しばらくは自由が効かなくてストレスが溜まるでしょうけれど、今が辛抱のしどころです。皆さん、くれぐれもご自愛ください。 げ ん げ 田 に 影 を 重 ね て 老 夫 婦 宇多喜代子 | |||
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