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境内の紅葉も最終盤。ところどころに残っている紅葉を目がけて、人が集まっておられます。 今になって色が冴えてきた木もあれば、茶色くなってチリチリに縮れてしまった木もあります。紅くならずに、黄色で終わって行く木もあります。木それぞれの紅葉があり、‘一仕事’終えて本格的な冬を迎えようとしています。
紅葉の盛りの時は、まだ薄暗いうちから、夕方暗くなるまで、必死に写真を撮る人がたくさんおられました。赤い葉っぱのアップばかり撮る人もおられて、「お寺の境内に来たのだから、それらしい写真を撮ればいいのに」と思うことも多かったです。 着物を着た外国人の姿も見なくなりました。日本的なマナーに反する行動も多いので、お越しにならなくなって、正直ホッとしています。 静かになった境内。これからはゆっくり残り紅葉が楽しめます。日の当たるベンチでお弁当を食べるのもいいでしょう。落ち葉の中を、カサコソ音を立てて歩くのも楽しいです。 やっとそんな日が戻ってきて、いつもの真如堂に戻りつつあります。 遠 い 木 が 見 え て く る 夕 十 二 月 能村登四郎
ただ、掃除をする立場からすると、一気に落ちてくれると、どんなに有り難いでしょう。さっき掃除をしたのに、また葉っぱだらけということも少なくありません。でも、それがまた落ち葉掃除の醍醐味なのです。 集めた落ち葉は、近くの総合支援学校にピストン運送して、そこの畑の堆肥として活用してもらっています。ただ、量的に多すぎたり、銀杏の葉っぱなど堆肥に向かないものなどは、パッカー車を頼んで回収して貰ってもいます。 今年は落葉が遅れているので、大晦日までに落ち葉掃除が終わらないかも知れません。正月早々に掃除をするわけにもいきませんので、どうしようかなぁ〜 今年もあと半月。昼間は落ち葉掃除、夜は年始準備と多忙な季節です。 そ れ ぞ れ の 性 も あ ら わ に 冬 木 立 飯沼しほ女 |