10/25版
各地で大雨の被害が出ているのを見ると、心が痛みます。こんなに雨の多い10月が、かつてあったでしょうか? 境内の木々の色も少しずつ‘秋色’になってきました。昨日は「霜降」。つい先日まで暑かったのに、季節が変わるスピードが速くなってきた気がします。 美しい緑でもなく、もちろん紅くもなっていない中途半端な葉っぱの色ですが、今日は雨に濡れてしっとり綺麗です。 観光客も増えてきました。観光にはいい季節ですが、紅葉には早過ぎます。紅葉期の混雑や宿泊代高騰の前にお越しになる方も多いのでしょう。例年は22日に行われる時代祭ですが、今年は「即位礼正殿の儀」の関係で26日に変更になりました。その観覧を兼ねて来る人も多いのかも知れません。 来週はやっとお天気が回復しそうです。来週からは11月。いよいよ本格的な秋の観光シーズンの到来です。 ゆ き ず り の 寺 に 僧 な き 暮 秋 か な 八幡城太郎
南天や千両の実が赤くなり始めました。南天の実はまだ綺麗な赤ではありませんが、1週間前よりも確実に色が増しました。これから熟して綺麗な色になり、年明け頃になると鳥に啄まれてなくなってしまいます。南天としては目的達成ですが、「もう少し楽しませて欲しいなぁ」と毎年思います。 貴船菊、酔芙蓉なども咲いていますが、もうそろそろ終わりです。 自坊では秋海棠が咲いていますが、これももうそろそろ終わり。今日は雨で生き生きとしていました。 不順な気候に体調を崩されませんように・・・。 う つ む き て 秋 海 棠 は 雨 の 花 相馬真砂子 |