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   本堂から「花の木」を望む / 少し色の変わって来た正面参道 マウスを載せれば写真が変わります
 朝6時に傘マークが付いていたので、ちょっと降るだけだろう思っていたのですが、夜明け頃から10時頃までしっかり降り、その後も曇天。昨日は秋晴れでしたのに・・・。
 雨上がりの境内は空気が澄んでいる感じで、清々しかったです。気温も26度程まで止まりで、湿度は高くても蒸し暑くありませんでした。
 境内のもみじの枝先が、先週よりも少し色付いてきた気がします。今年は雨が多かったので、水切れの心配は今のところなく、このまま順調に紅葉期を迎えてくれることを祈るばかりです。
 3連休の前とあってか、境内は少し人が多目。企業の内定者研修で訪れる人もあって、好天ではないのに、少しだけ賑やかでした。




       あ き く さ の 中 秋 草 を か ざ し ゆ く     朝倉和江





        萩、ほころぶ / 総門前の紅白の萩     マウスを載せれば写真が変わります
 今日は中秋の名月。夜になったら雲が晴れて、名月が顔を出してくれるでしょうか? あまり期待はできません。
 実際の満月は明日ですが、明日の月は一番大きい時の満月と比べると、88%程度の大きななのだそうです。今日は旧暦の8月15日なので「中秋の名月」。満月は明日です。月は地球の周りを長円形の軌道で回っていて、明日は一番遠ざかった時の満月になるのだそうです。
 でも、空に浮かんだ月の周りには大きさを比較できるものがないため、「小さいなぁ」とはほとんど気が付かないとのこと。
 萩も咲き始めました。すすきの穂も開いてきました。あとは団子を買ってくるのみです。


   肩を寄せ合う魚眼の‘オヤジ’ / 遠くから見るオオモクゲンジ マウスを載せれば写真が変わります
 境内は、花が少ない状態が続いています。酔芙蓉もまだあまり咲いてくれません。蕾はあるのですが・・・。木槿の花もほんのわずかです。
 先月まで次々と咲いてくれた蓮の花の実が、何だか滑稽な、不気味な感じです。「ETに似ている」と仰る方もおられます。
 これはこれで面白いですし、枯れていく蓮の葉も風情がありますので、しばらくは時の流れに委ねて思うと思っています。
 今朝、墓地から鐘楼をの方を眺めていて、黄色い花が咲いているのに気が付きました。「オオモクゲンジ」の花です。自坊にあるのは「モクゲンジ」。両者の違いは、モクゲンジは6月頃に咲くのに対して、オオモクゲンジは9月で、結実した時のが薄いピンク色です。
 樹高はおそらく7〜8メートルですが、周りに木が生い茂っていてほとんど見えないため、黄色い花が樹下に落ちているのを見るまで開花に気が付きません。「この角度だったら、花が見えるんだ!」と、今朝初めて知りました。
 これで暑さも収まったのかと思ったら、日曜日は36度の予報です。まだまだ気が抜けません。




      も つ と 軽 く も つ と 軽 く と 枯 蓮     藺草慶子