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参道の木々の枝が雨の重みで両側から垂れ下がり、濡れた石畳は滑るので、歩くにも注意が必要です。もちろん、訪れる人はおられません。 そんな中、麦わら帽子を被った職員さんが、雨の間隙を縫って、ひとりで黙々と草引きをしていて驚きました。雨が降ると土が軟らかくなって、草が抜きやすくなるのです。でも、またいつ降り出すかわからないのに・・・。点景としては有り難かったです。
昨日までの今月の京都の平均最高気温は29.6度だったそうです(平年は28.2度)。東京は28.5度、名古屋29.2度、大阪29.4度、福岡28.2度。京都は少しだけ暑いみたいです。 9月になれば、そろそろ紅葉の話題が出始めます。去年は台風21号の通過によって計り知れない被害が出て、いまだに建物の修理をしているところも多く、山林の倒木などは手が付けられないまま放置されていたりします。もちろん紅葉にも、木や枝が折れたり、葉っぱ同士が擦れ合ったりして、大きな悪影響が出ました。今年はそんなことがないように祈るばかりです。 いまのところ、日照も雨も足りているようですし、このまま11月に入って、しっかり冷え込んでくれれば、素晴らしい紅葉が見られるはず・・・乞うご期待! 男 の 傘 借 り て 秋 雨 音 重 し 菟 絲子
例年なら9月に入っても楽しめる木槿の花が、もうほとんど見られません。そういえば、妙蓮寺の芙蓉も、いつもは彼岸花との競演が見事なのに、今年は遅咲きの品種を除いて終わってしまったそうです。今夏の気象が変だったのでしょうか? 自坊の蓮もすべて終わりました。これからは熟していく種と枯れ蓮を楽しむとしましょう。 今日、一点派手に目立っていたのは、真紅のタイタンビカス。たった1輪咲いていただけですが、雨で薄暗い中、ハッとさせられる紅さでした。 タイタンビカスはアメリカフヨウとモミジアオイの交配種で、花は妙蓮寺紅芙蓉と瓜二つです。お寺には似合わない色にも思いますが、目を惹くので、写真を撮っていく人もおられます。まぁ、何でも楽しんでいただければOKです。 この先1週間も曇りや雨の日が多そうです。9月1日は二百十日。くれぐれも災害にはご用心ください。 蓮 の 葉 に 雨 と 見 る 間 に 豪 雨 か な 服部畊石 |