7/5版
最高気温は27.7度で、湿度は60%台でしたが、結構過ごしやすく感じました。 境内の木々も雨で潤って、元気そう。7月なのにまだ緑色が綺麗です。 7月1日から祇園祭が始まり、様々な神事や、山鉾巡行の順位を決める「くじ取り式」などが行われていますが、10日〜14日の前祭山鉾建で各鉾町が鉾、曳山を組み立てるまでは、それほど目立った動きはありません。観光客が増えてくるのも、それからでしょう。 三重塔の工事の音が時折聞こえてくるくらいの、静かな境内に透明感のある鴬の声がよく響いていました。 梅 雨 雲 の う ぐ ひ す 鳴 け り こ ゑ ひ そ か 水原秋櫻子
総門を入ったところに、一重・半八重・八重・、白・濃紅・濃紫・青紫・ピンクなど様々な種類が植わっていて、半分くらいが咲き始めています。 花期はずいぶん長いですが、盛夏の頃よりも梅雨の最中のほうが花が生き生きしているように思います。 NHKテレビのローカル放送の歳時記ネタの一つに組み込まれているようですが、取材に来るのがいつも遅く、くたびれたような花しか放映してくれないのが残念です。 一番きれいに見えるのは、雨が上がって青空が広がった朝でしょうか? 青空をバックに見る生き生きとした木槿の花は、いかにも夏!という感じです。
まだ綺麗な花が見られるものはそのままにして、盛りを過ぎた花や花の付いていない枝を、一気に剪定していきます。‘本職'と雨の合間に剪定するので、毎日少しずつしか出来ないため、作業は今月半ばまで掛かりそうです。‘お礼肥'も施して、「来年こそ」と願うばかりです。本当に今年は残念でした。 目を地べたに転じると、地味な花が細い葉っぱの間から見え隠れしています。「竜の髭」の花です。 竜の髭は、庭の境目や土の流出防止、グラウンドカバーとしてもよく使われます。根はところどころが太くになっていて、「麦門冬」として鎮咳・強壮などにも用いられるそうです。 急いでいると見落としてしまいそうな小さな花ですが、なかなか趣がありますよ。 7日は「小暑」。蒸し暑さも本格化してきます。水分補給をお忘れなく。 竜 の 髭 の 花 い と ほ し め 庭 男 籾山梓月 |