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気温も、あと0.1度で夏日の24.9度。惜しい! 建物の中にいるよりも、外に出たほうが余程あたたかかったです。 季節はすっかり新緑! まだ染井吉野の花の余韻が其処彼処に見られますが、若々しい葉っぱにすっかり上塗りされてしまって、わずか1〜2週間前のことなのに、♪ Where have all the flowers gone? ♪という感じです。 春は本当に駆け足。もったいないですねぇ、もう少しゆっくり楽しませて欲しいですねぇ。
朝、昼、夕方と、見る度に景色が変わります。朝の光に透かして見る新緑は何とも清々しいですし、昼間は新緑のすべてを隠すところなく見せてくれます。夕方の少し赤い日の光は、新緑よりも紅葉向きです。イチ押しは朝ですね。 今は、もみじの梢に小さな赤い花が付いているので、色が少し濁って見えることもあります。もうしばらくすると、花も終わって、すっかり緑! その緑も、日に日に色が移り変わっていきます。 この新緑の季節に来ずして、「私は真如堂のファンです」などとは言わないで欲しいですねぇ。ぜひ、新緑の季節にお越しください! 新 緑 の 香 に 新 緑 の 風 を 待 つ 稲畑汀子
「関山」は、染井吉野と同じく、葉が出るよりも先に花が咲きます。枝振りは染井吉野などとは違い、裸木はなんとも不格好ですが、いざ開花するとその枝振りが活きるのか、折り重なるように花を見せてくれます。 難は、気温が上がってから咲くので、花の豪華さが少し暑苦しくさえ感じられること。 花を求めてお越しになった方は、ぜひ鐘楼へ行って見てください 染井吉野は、蕊を降らせ始めました。先日も、客間を掃除したはずなのにゴミが落ちていました。拾って見てみると、桜の蕊ともみじの花粕でした。お参りの方の服や髪の毛に付いて入ってきたのでしょう。これからは、外を歩くにもお気をつけくださいね。 境内では、シャガ、白山吹、レンゲ、馬酔木、椿など、たくさんの花が咲いています。 紅葉からは想像も付かないほど人の少ない新緑の境内。イチ押しの季節です! 人 絶 え て 桜 蕊 降 る 石 畳 長門美熙子 |