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           総門前の桜 / 荼枳尼天の玉垣と桜  マウスを載せれば写真が変わります
 やっといいお天気になりました。昨日までは比叡山が白くなったり霙が降ったり、晴れているかと思ったら急に降って来たりと、寒くて不安定なお天気が続いていました。
 今朝の最低気温も2度と2月下旬並みでしたが、最高気温は17度まで上がりました。あたたかくはありませんが、「寒ぅ〜」というほどではありません。明日から週明けまでは気温もグッと上がって、お花見をするにはちょうどよい気候になるでしょう。
 さてその桜ですが、先月27日に開花宣言が出たものの、この寒さで開花は足踏み。やっと見頃になりました。昨日までは「少し人が増えてきたなぁ」程度でしたが、今日は一気に増えて、観光名所付近も混んできたようです。
 

       本堂脇の桜 / 本坊の屋根と大文字山、桜   マウスを載せれば写真が変わります
 この土日はお花見のピーク。染井吉野はちょうどよい咲き具合ではないでしょうか?
 境内の染井吉野も満開を迎えようとしています。桜は「8分咲き」を「満開」といいますが、ちょうど今がそんな感じです。「江戸彼岸」系は、ピークを少し過ぎました。
 境内にも、普段はあまり見かけないアジア系の団体や和服を着たカメラマン付きのグループ(結婚写真の下撮りでしょう)、長いレンズを付けた高齢者の写真のグループなどが次々と来て、つい先日まで静かだった境内が、一気にざわついてきました。
 明日、明後日、明明後日と、人や車は増える一方。できれば、どこにも出かけたくありません。写真も撮りにくいので、このページの更新も1日繰り上げました。




     き れ い ね と 知 ら ぬ 人 と の さ く ら か な     相生葉留実





         桜ともみじの萌芽 / 「縦皮桜」     マウスを載せれば写真が変わります
 開花宣言から今日で9日目。長い時間掛かったからか、今年の花は何だか生気がないように思います。‘長すぎた春'だったのでしょうか?
 境内の染井吉野も老木が多くなってきているようにも思います。‘次世代'を植えていかなければいけないのかも知れません。
 桜が開花に手間取っている間にもみじが葉を出し、花を咲かせ始めました。遠目にも芽吹きや開花がわかるもみじがあります。
 お花見のピークはこの6・7日の土日。染井吉野が終わると、紅枝垂れ、御室の桜など、京都の桜の見頃はまだまだ続きます。今年はそのまま10連休になだれ込んでいきそうですね。
 ボクは桜の頃よりも、新緑のシーズンが好きです。




     花 よ 花 よ と 老 若 男 女 歳 を と る           池田澄子