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    工事車両の駐まる本堂前 / ちょっぴり花色見っけ!  マウスを載せれば写真が変わります
 北風が強くて、気温は夕べから下降線を辿り、午後には10度を下回るようになりました。「寒の戻り」だそうです。朝、氷が張る日があったかと思えば、最高気温が21度を超えたりと、日ごとの寒暖差が大きい一週間でした。1日のうちでも気温差が大きく、薄着で出かけてしまって、夜には寒くて震えたという方もおられたでしょう。
 この周期的な天気の変化は、低気圧と高気圧が交互に日本付近を通過するためで、低気圧の通過前には南から暖かい空気が、通過後には北から冷たい空気が流れ込み、気温は高くなったり、低くなったりの変動を繰り返しつつ次第に上昇していきます。安定するのは5月頃でしょうか? 毎年のことですが、1年経つと忘れてしまいますね。
 18日から24日までは‘お彼岸ウィーク'。スケジュールや空模様と相談して、たくさんの方がお参りになっておられます。お彼岸なのにお花も供えられていないお墓は、寂しそうで可哀相な気がします。




     誘  ひ  あ  ひ  彼  岸  詣  の  老  姉  妹     星野立子





    三重塔の足場と咲き始めた枝垂れ桜 / 「花の木」の花  マウスを載せれば写真が変わります
 そろそろ桜の開花が話題になる頃ですが、染井吉野は木によっては、少し花色が蕾の先から見え始めました。24日に開花する予想を出しているサイトもありますが、境内では来週中半ば頃になるのではないでしょうか。
 三重塔脇の枝垂れ桜は、今日明日にも開花宣言です。見るのを忘れてしまいましたが、同じ江戸彼岸系の「縦皮桜」も同様でしょう。
 去年の9月台風で被害を受けた三重塔の屋根の修理がやっと始まり、今日明日で三重塔をすっかり囲む足場が組まれます。本格的な屋根の修理は4月から。枝垂れ桜は、残念ながら、この足場をバックに見ることになってしまいます。風情を欠くこと必至ですが、仕方がありません。
 塔をバックに、紅い花も咲き始めました。「花の木」の花で、一早く春を告げてくれます。これも明日は足場をバックに見ることになってしまいます。

 

         自坊前の連翹の花 / 椿と本堂     マウスを載せれば写真が変わります
 咲く花の数が一気に増えました。といっても、桜ほど目立ちませんので、花に興味の薄い方はあまり気が付かないかも知れません。
 馬酔木はまだまだ真っ盛り、山茱萸は盛りを少し過ぎました。椿は花数が一気に増え、いろいろな種類の花が楽しめます。
 新しいところでは、連翹が咲き始めました。春らしい花色ですね。小さいところでは、すみれの花の数が一気に増えました。
 目立ちませんが、樒の花も咲いています。お墓に供えてある樒の供花にも花が付いていて、「これって花ですか!?」と驚いている方もおられました。
 さぁ、いよいよ百花繚乱の季節の幕開けです!!




    は な は み な  い の ち の か て と な り に け り      森アキ子