2/22版
「光の春」という表現は、もともとはロシアで使われていた言葉だそうです。 長く厳しい冬が終わりに近づき、少しずつ日が長く、空が明るくなっていくのを感じる2月を、ロシアではそう呼ぶのだそうです。ロシアの冬の厳しさに比べると、京都の冬など大したことはありませんが、春が来るのは嬉しいことです。 陽射しのせいか、境内の建物や葉を落とした木々が、まだほとんど動きがないにも関わらず、ずいぶん春らしく感じます。人の姿も少し多く見かけるようになりました。 二十四節気の「雨水」を過ぎ、3月になれば次は「啓蟄」。本格的な春の訪れです。 桜の開花予想が、昨日、発表されました。京都市は3月23日で、平年よりも5日早い予想です。今年も、小学校の入学式に桜はないかも知れません。 もう、桜の時期のホテルが取れないと聞きます。最近は聞いたこともないようなホテルがたくさん出来ていますから、必死で探せば、まだ何とかなるかも知れませんよ。 草 よ り も 影 に 春 め く 色 を 見 し 高木晴子
山茱萸は、その年の気候によって、開花時期がかなり前後します。「いくら早い年でも、まだだろうなぁ」とは思っていましたが、蕾がかなり膨らんで花の色が見えていました。来週には開花するでしょう。 開花の早い年には、お彼岸の中日に花が終わっていることがありますが、今年はそういうパターンかも知れません。 この先1か月の季節予報では、相当の確率で全国的に平年よりも気温が高くなるそうです。春のいろいろな花が例年よりも1週間ほど早く咲くかも知れないと思って、旅行の予定を立てられたほうがいいかも知れませんね。 鐘楼周りの水仙は、もちろんまだ満開。今日も佳い香りが漂っていました。 さぁ、そろそろ動き出しましょう! も の 忘 れ す る た び 仰 ぐ 春 の 山 黛 執 |