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今年のお正月は穏やかなお天気に恵まれました。今年1年もこうあって欲しいと思います。 元旦から今日までで、氷が張らなかったのは2日だけと、少し冷え込んでいましたが、今日は快晴! 元旦もお天気が良く、たくさんの方が墓参に来られました。 「えっ! お正月からお墓参りをするのですか?」と驚かれる方もおられます。関東などではそういう風習がないところも多いようですが、京都では正月墓参は当たり前。たくさんの方が、まず、自分の先祖にご挨拶に来られます。 お正月の墓参は、家族親族揃ってというお家も多く、‘1団体’で10人以上ということも珍しくありません。きっと、ご先祖も喜んでおられると思います。 かつては晴れ着をお召しの方が多かったですが、今ではほとんど‘普通’の格好で、服装にお正月らしさはなくなりました。着物の方も、今年は1人もおられず、ちょっと寂しいですね。 冬枯れの境内が、少し華やいだお正月でした。 初 空 の 藍 と 茜 と 満 た し あ ふ 山口青邨
境内は、わずかに椿が咲いているだけで、地味な感じです。でも、木々の枝振りを楽しむには葉が落ちた今が一番です。クネクネ曲がった枝、真っ直ぐ延びる質の木など木々の個性が面白く、また同じ樹種でも若木と老木とでは枝振りが違っています。 バードウォッチングをする人にとっても、冬は楽しみな季節でしょう。長いレンズを付けた人の姿を見ることも増えました。 さぁ、木々や花々も、一からのスタート! 今年も私たちを楽しませてくれるでしょう。 平穏無事な歳になりますよう、皆さんが健康にお過ごしになれますよう、祈念申し上げます。 探 梅 や 枝 の 先 な る 梅 の 花 高野 素十 |