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          遠くが見渡せるようになった境内   マウスを載せれば写真が変わります
 今日は、晴れたり曇ったり時雨れたりと、コロコロとお天気が変わる今頃の京都らしいお天気となりました。西高東低の冬型の気圧配置で、北の方から冷たい風が吹いてきます。時には雨や雪となり、合間に晴れたりもするので、よく虹が出ます。
 今日は、最低気温は3.4度とそれほど寒くはありませんでしたが、最高でも8.2度とあまり上がりませんでした。比叡山や愛宕山は山の端は雪で白くなっていました。
 今年もあと半月を残すのみとなりました。年賀葉書の受付が始まるなど、歳末の気配が日に日に濃くなってきました。


     綺麗な残り葉、見っけ! / 半分掃除済み   マウスを載せれば写真が変わります
 圧倒的な紅い世界から、モノトーンの世界へと境内の様子は一変しました。この1週間で残っていたもみじの葉もほとんどが落ち、残っている葉を探して遊ぶのが楽しなりました。早く紅葉期の雑踏が去って、静かな季節が来るのを待ちかねていました。  境内を訪れる人の多くは、わずかに残った紅葉の写真を撮ろうという人で、純粋に観光目的と思しき方はあまり見かけなくなりました。
 落ち葉の掃除はなかなか進まず、まだ茶色く枯れてきた敷き紅葉に覆われているところもあれば、半分だけ落ち葉が片付けられたところ、落ち葉の山が点在しているところなど様々。職員さんに「年内は無理と違いますか?」と聞いたら、「いやぁー、大丈夫です」と楽観的な返事が返ってきました。
 落ち葉の掃除も、同じ場所を3回くらい繰り返して掃除しないと綺麗にはなりません。あと半月。高齢の職員さんたちには、重労働の日が続きます。  




     地  の  温  み  空  の  ぬ  く  み  の  落  葉  か  な     吉田鴻司





           満開の十月桜 / 咲き進む水仙    マウスを載せれば写真が変わります
 10日ほど前に異様なほど温かい日が続いたせいか、十月桜(不断桜)が満開となりました。
 例年でも、10月頃に咲き始めてから春まで、ほぼずっと花を見せてはくれますが、寒くなってくると次第に花数が少なくなっていきます。今年は、勘違いしてしまったのでしょうね。
 水仙も、今年はずいぶん早くから開花し始めました。でも、もっと冷え込んで凜とした空気の中で咲くほうが、水仙には似合っている気がします。
 向こう1か月の平均気温の予想は、平年並または高い確率ともに40%で、低くなる可能性は20%。平年よりも多少は温かくなる傾向のようです。
 今年は荒天の日が多かったので、せめて年末から年始に掛けては穏やかに日和が続いて、今年の帳尻を合わせて欲しいものですね。





      冬  桜   咲  い  て  は  空  を  曇  ら  し  む      有働 亨